(1)報告第1号
平成19年度鳥取県警察官採用試験(警察官A)の第1次試験の実施状況について、事務局が説明した。
説明
実施状況は以下のとおりである。
既に年度中途の退職や早期退職希望があるため、採用予定者数は現時点よりも増加する予定。今後の増加も見込まれるが、不足する場合には2回目の試験で対応する。
警察官については、前年度に比べ受験者数、率ともに増加している。警察本部において若手職員がリクルーターとして受験者確保に当たるなどした努力の成果もあるのではないか。また、専門試験が廃止されたことにより受験しやすくなったとも考えられる。
1.実施結果
|
職種 |
採用予定者数(A) |
申込者数(B) |
第1次試験受験者数(C) |
受験率(C/B) |
受験競争率(C/A) |
警察官(男性) |
名程度 17 |
名 228 |
名 185 |
% 81.1 |
倍 10.9 |
警察官(女性) |
2 |
48 |
40 |
83.3 |
20.0 |
警察官 (男性) <武道> |
柔道 |
1 |
3 |
2 |
66.7 |
2.0 |
剣道 |
1 |
2 |
2 |
100.0 |
2.0 |
合計 |
21 |
281 |
229 |
81.5 |
10.9 | |
2.試験日程
ア 第1次試験
(ア)期日 7月8日(日)
(イ)場所
(鳥取会場)鳥取大学
(米子会場)米子コンベンションセンター
(ウ)試験種目 教養試験
(エ)合格発表 7月20日(金)(予定)
イ 第2次試験
(ア)期日 8月20日(月)~22日(水)
(イ)場所 鳥取県警察学校
(ウ)試験種目 論文試験、人物試験(集団討論、個別面接)、適性検査、身体検査、体力検査、実技(武道受験者のみ)
(エ)最終合格発表 9月5日(水)(予定)
3.採用予定時期 平成20年4月1日
【質疑】
委員
警察官は採用予定者数が大きく変わるが、募集時に退職もある程度は見込めるのではないか。受験者の受け止め方が違ってくるので、退職を見込んだ人数で募集できないか。
事務局
早期退職がどれだけ出るかということは見込みづらい。見込んだ人数よりも実際の早期退職者数が少なかった場合には困るため、確実な定年退職者数で算定しているということだろう。
委員
早期退職は今だけの制度か。毎年実施しているのか。
事務局
毎年実施している。4~7月の間に申し出れば退職手当の支給率が優遇されるというもの。
委員
早期退職の見込みが外れれば困ることになるというのは理解できる。前年度末までに希望退職を募るという訳にもいかないだろう。退職金を高くして希望退職を募るというのは民間でも人員削減のためなどで行っている。一時的には経費がかかるが、長期的にみればその方がよい。
事務局
警察官は中途退職が多い。採用後すぐに警察学校のうちに辞めてしまう者も最近目立つ。採用予定者数については、募集時にもう少し退職を見込むことができないか、警察本部と協議したい。
委員
募集時の案内に、昨年度実績として当初の採用予定者数から実際の採用者数が増加している状況を掲載することなどもできるだろう。早期退職制度は、民間であれば人員削減のために早めに退職してもらうものだが、県の場合はどのような意味でこうした制度があるのか。
事務局
民間とは事情が異なるが、県においても総人件費を削減する必要がある。高齢の職員が早く退職すれば、その分は人件費の低い若年者を採用できる。
委員
トータルの費用ではメリットがあるということ。
委員
肩をたたくよりは希望者の方がよい。
委員
警察官について、定年に近い人が多いということは、早期退職の可能性の高い年代が多いということなのではないか。
事務局
警察官は、今後10年間で約4割が退職する。
(2)協議等事項
説明
1.県民から寄せられた意見(県民の声)について
平成19年7月4日受付の県民の声による人事委員会勧告に関する意見及び意見に対する回答の概要について説明した。
2.平成19年度面接員研修の実施について
職員採用試験に係る面接員の面接スキル向上のための研修について、日程及び概要を説明した
3.鳥取県県職員の給与制度等について
鳥取県職員の給与制度及び勤務時間・休暇等の概要について説明した。