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終了のお知らせ

 下記のとおりご案内していました特別展「澤田廉三と美喜の時代」および巡回展(岩美町中央公民館)は、終了しました

特別展開催のご案内

チラシの写真

 大正から戦前・戦後にかけて世界と対峙した鳥取県出身の外交官澤田廉三の展示を行います。

 このヒューマンな心を持つ偉大な外交官の足跡を追って、困難な時代にある現代の我々に何が学べるか感じ取ってみる機会としてはいかがでしょうか。

 彼はまた生涯故郷鳥取県を愛し、死後夫人の美喜とともに生まれ故郷の岩美町に眠っています。

 妻の美喜は三菱財閥の系譜にあり、人類愛を体現したエリザベス・サンダースホームを創設したことで有名です。

会期

平成20年10月17日(金)~平成20年11月23日(日)
午前9時~午後5時
会期中無休

会場

鳥取県立公文書館1階 展示コーナー

入場料

無料

チラシ・パンフレット

 今回の展示は、当館専門員が3年をかけて国立公文書館・外務省外交史料館・エリザベスサンダースホーム・地元岩美町をはじめとして廉三氏とゆかりのある方々などが所蔵される文書、手紙、写真などを調査・収集したものを関係者の協力を得て特別に展示するものです。

澤田廉三・美喜の紹介

澤田廉三〔さわだ れんぞう:明治21(1888)年~昭和45(1970)年〕

 大正3(1914)年から外交官として活躍した。フランスを中心に、アルゼンチン、中国、イギリス、アメリカなどに赴任する。昭和28(1953)年、特命全権大使として在ニューヨーク国際連合日本政府代表に選ばれ、昭和31(1956)年の日本の国際連合加盟に貢献した。また、昭和40(1955)年から亡くなるまで鳥取県の県政顧問を務め、県政の発展にも寄与した。

澤田美喜 〔さわだ みき:明治34(1901)年~昭和55(1980)年〕

 三菱財閥3代目岩崎久弥の長女として生まれる。大正11(1922)年に、外交官の澤田廉三と結婚し、4人の子どもに恵まれた。戦後、混血孤児たちの保護・養育施設であるエリザベス・サンダースホームを創設し、2千人近くの孤児を育て上げた。

主な展示品

  • 外国人拝謁記(昭和4年~5年)
  • 二.二六事件のニュースを読む(昭和11年)
  • 廉三から義父宛の書簡(昭和20年)
  • 国連大使任命辞令(昭和28年)
  • イメージ復元した夫妻の書斎

ほか約130点

見所 その1

「外国人拝謁記」の写真

外国人拝謁記

昭和4年9月から昭和5年7月にかけて昭和天皇が各国の要人と会見した際、そばに仕えていた廉三が実際の会話を記録したものです。廉三は、御進講係として世界情勢を報告し、また通訳としても親しく昭和天皇に接しました。

見所 その2

二.二六事件のニュースを読む廉三の写真

二.二六事件のニュースを読む(写真)

ニューヨーク総領事時代の昭和11年2月26日、陸軍の青年将校を中心とするクーデタが発生しました。「軍隊が東京を占領した」との新聞報道に険しい表情で見入る廉三。

見所 その3

「ビルマ大使への任命辞令」の写真

ビルマ大使への任命辞令

昭和18年。大使として二度目の赴任先は、日本が独立を支援したビルマでした。

見所 その4

書斎のイメージ復元の写真

書斎のイメージ復元

神奈川県大磯町のエリザベスサンダースホーム内には現在も澤田夫妻が生活した建物の一部が残っています。平成9年の夢みなと博覧会の際製作された人形が出迎えます。

オープニング・セレモニー

 特別展「澤田廉三と美喜の時代」のオープニング・セレモニーの様子を、こちらのページでご紹介しています


記念講演会

 特別展「澤田廉三と美喜の時代」を記念して、平成20年11月8日(土)に講演会を開催しました。その様子を、こちらのページでご紹介しています

巡回展のご案内

 上記とほぼ同じ内容で巡回展を行います。

会期

平成20年11月29日(土)~平成20年12月21日(日)
午前9時~午後5時
会期中無休

場所

岩美町中央公民館(岩美町浦富1038-6)

入場料

無料

  

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