2012年9月18日
平成24年9月16日(日)、湯梨浜町立図書館にて新鳥取県史巡回講座を行いました。
この講座は、『新鳥取県史資料編 近世1 東伯耆』に収録された湯梨浜町の近世文書について、前県史編さん室長の坂本敬司委員がわかりやすく解説をするというものです。
坂本委員は江戸時代の鳥取県について、非常に豊富で細密な知識をお持ちで、お話もとてもわかりやすくおもしろいとの定評があります。この日来館された32名の方々からは口々に「いい話が聴けた」という感想を頂きました。
(写真1)当日の様子です。みなさまに熱心に聞いていただきました。
(写真2)坂本委員
県史編さん室
公文書館 2012/09/18
in 県史編さん室,講座などのイベント
2012年9月11日
平成24年8月26日(日)、新鳥取県史編さん専門部会(民俗)と民俗調査中間報告会を米子市役所旧庁舎(米子市中町20)で開催しました。午前に行われた専門部会は、5名の部会委員に御出席いただきました。まず本年度の民俗・民具調査の進捗状況などについて報告、続いて平成25年度の事業計画について協議しました。
午後に行われた中間報告会は、民俗調査の進捗状況の確認、『民俗編』執筆に向け意見を交わすために開催するもので、15名の新鳥取県史編さん調査委員が参加しました。喜多村正委員が「村落組織」、福代宏委員が山岳信仰を中心にとした「信仰」、磯本宏紀委員が「漁業」について報告し、質疑応答を行いました。
(写真1)新鳥取県史編さん専門部会(民俗)での協議の様子
(写真2)報告会にて開催の挨拶をする坂田委員長
(写真3)村落組織分野について報告する喜多村正委員
(写真4)信仰分野について報告する福代宏委員
(写真5)漁業分野について報告する磯本宏紀委員
(写真6)報告に耳を傾ける調査委員
県史編さん室
公文書館 2012/09/11
in 会議など,県史編さん室
2012年9月6日
平成24年9月6日(木)、専門部会に続いて資料検討会を行いました(古代中世)。新鳥取県史に掲載すべき史料とは…?資料写真の確認から始まり、委員たちの鋭い論戦が行われました。
(写真1)資料写真の確認
(写真2)協議の様子
県史編さん室
公文書館 2012/09/06
in 会議など,県史編さん室
2012年9月6日
平成24年9月6日(木)、新鳥取県史編さん専門部会(古代中世)を開催しました。
この日は倉恒委員と末柄委員の顔合わせが実現し、倉恒委員の自己紹介から始まりました。この後は、次の資料編の構成、来年度の事業等について熱心な議論が繰り広げられました。
(写真1)自己紹介中の倉恒委員
(写真2)来年度事業について協議
県史編さん室
公文書館 2012/09/06
in 会議など,県史編さん室
2012年8月31日
近代・現代部会は、第2回資料検討会から2名の新たな委員をお迎えすることになりました。
まずは教育の専門家である白石委員です。鳥取短期大学の助教を務めておられ、鳥取県の教育史に深い関心と造詣をお持ちです。もう一人は、兵事の専門家、岩佐委員です。近現代史にとって重要な軍事・兵事編で、中心的なメンバーとなっていただきます。
(写真1)白石委員
(写真2)白石委員を交えての議論の様子
(写真3)岩佐委員(右)、西村委員(左)
(写真4)岩佐委員を交えての資料調査の様子
県史編さん室
公文書館 2012/08/31
in 会議など,県史編さん室
2012年8月29日
平成24年8月29,30日、近代・現代部会では第2回資料検討会を行いました。
前回の資料検討会に続いて尚徳村(現米子市)、智頭町、佐治町に残された貴重な資料を、2日にわたって見ていきました。
(写真1)紙資料だけではわからないので、パソコン画面で資料を一点一点確認します。
(写真2)資料をどう使っていくか話し合い中です。
県史編さん室
公文書館 2012/08/29
in 会議など,県史編さん室
2012年8月22日
平成24年8月15日(水)から16日(木)、新鳥取県史編さん専門部会(古代中世)では、栗東歴史民俗博物館(滋賀県栗東市)、春日神社(三重県伊賀市)、三重県史編さん室(同県津市)で中世史料調査を実施しました。
8月15日(水)、栗東歴史民俗博物館では、同館寄託の「永源寺文書」のうち、因幡国光恩寺に関する内容を含む明徳4(1393)年12月25日付足利義満御教書と長禄2(1458)年6月23日付足利義政御教書の調査を実施しました。
(写真1)栗東歴史民俗博物館の建物
(写真2)栗東歴史民俗博物館での史料調査の様子
8月16日(木)、春日神社では、同神社所蔵の天文元(1532)年と天正17(1589)年の年紀をもつ紙本墨書勧進神名帳(伊賀市重要文化財)を調査しました。その後、伊賀市から津市に移動し、三重県史編さん室にて伊勢御師(いせおし)の家に伝わった「来田(きた)文書」の写真帳を閲覧しました。
今回の調査に御協力いただいた栗東歴史民俗博物館、春日神社、三重県史編さん室の皆様に感謝申し上げます。
(写真3)春日神社の様子
(写真4)春日神社での調査の様子
県史編さん室
公文書館 2012/08/22
in 県史編さん室,調査
2012年8月17日
平成24年8月13日(月)、新鳥取県史編さん専門部会(民俗)では、鳥取市青谷町亀尻(かめじり)の盆行事を調査しました。亀尻地区では、13日の盆の入りに地区内の四つ堂(阿弥陀堂)に八注連(やしめ)竹という構造物を立てます。これは12メートルほどの竹の先に注連(しめ)を付けてこれを、8本ずつ注連を付けた8本の荒縄で固定したものです。由来は不明ですが、お盆には必ず立てることになっているそうです。
亀尻では、14日に八注連竹が立てられている四つ堂に、雲昌寺(鳥取市青谷町山田)の住職を招いて阿弥陀供養が行われ、地区の人々が四つ堂にお参りすることになっているそうです。
八注連竹は16日に盆送りが行われると撤収します。八注連竹は、若桜神社(若桜町)や大石見神社(日南町上石見)の神事にも見られますが、お盆行事での事例は珍しいため設置の様子を観察し、記録写真の撮影を実施しました。
地元でも八注連竹についての伝承がないことを惜しまれています。似ている事例などがありましたら、ぜひ県史編さん室まで御連絡ください。今回の調査に御協力いただいた亀尻地区の方々に感謝申し上げます。
(写真1)亀尻地区の盆行事が行われる四つ堂
(写真2)八注連竹を固定する縄に注連を取り付ける様子。8本の綱に8ずつ注連を付けます。
(写真3)八注連竹を立てる様子。縄を八方に広げて固定します。
この日は強い夕立で、残念ながら注連はすぐとれてしまいました。
(写真4)四つ堂の南側に立てられた八注連竹
(写真5)四つ堂の阿弥陀様に供えられた供物と花。 翌14日にここで阿弥陀供養が行われます。
県史編さん室
公文書館 2012/08/17
in 県史編さん室,調査
2012年8月16日
平成24年8月8日(水)、新鳥取県史編さん専門部会(現代)では、『新鳥取県史 資料編 軍事・兵事』編さんのために兵庫県立図書館(兵庫県明石市)で資料調査しました。
鳥取歩兵第40連隊は、兵庫県北部である城崎(きのさき)郡、美方(みかた)郡、養父(やぶ)郡、出石(いずし)郡、朝来(あさご)郡、宍粟(しそう)郡、神崎(かんざき)郡も徴兵管区としていました。鳥取県内にはほとんど資料が存在しないため、徴兵管区であった兵庫県内の自治体史に40連隊に関する記載の有無、記載があった場合は内容の確認をしました。
今回の調査に御協力いただいた兵庫県立図書館に感謝申し上げます。
(写真1)兵庫県立図書館
(写真2)資料調査をする清水専門員
県史編さん室
公文書館 2012/08/16
in 県史編さん室,調査
2012年8月13日
平成24年8月7日(火)、新鳥取県史編さん専門部会(現代)では、鳥取県への学童疎開の実態を知るために兵庫県神戸市で資料調査及び聞き取り調査をしました。
資料調査は、鳥取県の八頭郡旧西郷村(現鳥取市河原町)と佐治村(現鳥取市佐治町)に学童疎開した、本山(もとやま)第二国民学校の資料が保存されている神戸市立本山第二小学校(神戸市東灘区)で実施しました。ここでは『学童疎開ニ関スル綴』、『学校日誌』などを閲覧し、写真撮影しました。聞き取り調査は、本山第二国民学校の元教員で佐治村への学童疎開を引率した野田文枝氏(神戸市中央区)からお話を伺いました。疎開に至る経緯や疎開先への移動ルート、疎開先での生活などを聞き取りました。
今回の調査の成果は平成25年度刊行予定の鳥取県史ブックレット15『鳥取県の学童疎開』の中で紹介する予定ですので、御期待ください。
また今回の調査に御協力いただいた神戸市立本山第二小学校の皆様、野田文枝様、澪子様に感謝申し上げます。
(写真1)神戸市立本山第二小学校の様子
(写真2)校長室に保管される綴類を調査する現代部会の石田委員
(写真3)野田氏から聞き取り調査をする石田委員の様子。
写真の奥が学童疎開を引率した野田文枝氏。手前は野田氏の妹の澪子氏
県史編さん室
公文書館 2012/08/13
in 県史編さん室,調査