防災・危機管理情報


 戦時中、鳥取県へ集団疎開してきた国民学校の子どもたち。疎開までの経緯や疎開生活の実態、受入れ側の対応などを紹介しながら、学童集団疎開の実相に迫ります。

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刊行 平成26年10月
頒布価格 500円
体裁 A5版 131ページ
著者 石田 敏紀

頒布窓口 次の各窓口で頒布します。
委託販売窓口
  • 鳥取県立博物館(鳥取市東町2丁目124)
  • 鳥取市歴史博物館(鳥取市上町88)
  • 株式会社今井書店8店舗(吉成店・湖山店・倉吉今井書店・パープルタウン店・本の学校今井ブックセンター・錦町店・アプト店・境港店)

※県外の方、そのほか窓口で直接購入することが困難な方については、配送による頒布もお受けします。詳しくは、「刊行物の購入と発送のご案内」のページをご覧ください。


目次

はじめに

1 集団疎開の決定―昭和19(1944)年6月まで ―

アジア・太平洋戦争のはじまり/空襲の危機/集団疎開実施の決定

コラム1 世界の学童疎開

2. 鳥取県への疎開決定から出発まで―昭和19(1944)年6月から9月まで ―

集団疎開実施計画/兵庫県の動き/神戸市の動き/近畿行政協議会の動き/神戸市内の国民学校の動き/鳥取県の対応/兵庫・鳥取両県の協議/鳥取県内の受入割当/宿舎の決定/寮母、作業員の確保/湊川神社での壮行式/鳥取への出発/受入地への到着

3.受け入れ後の鳥取県の対応―昭和19(1944)年9月から昭和20(1945)年3月まで ―

学童集団疎開受入に関する協議会・懇談会の開催/食糧の配給/越冬対策/疎開先での教育/保健・衛生に関する対策/六年生の帰還

コラム2 皇后陛下のビスケット

4.戦局の悪化と疎開学童の増加―昭和20(1945)年4月から6月まで ―

集団疎開の強化・疎開実施地域の拡大/兵庫県での集団疎開の強化・拡大/鳥取県への集団疎開者数の増加/1・2年生も集団疎開の対象に/宿舎の不足/武庫郡内の国民学校も集団疎開を/空襲の激化/学校主体で疎開先を調査/鳥取県側の困惑/武庫郡の国民学校の疎開開始

コラム3 疎開できなかった子どもたち

5.疎開政策の破綻と終戦・帰還― 昭和20(1945)年4月から10月まで ―

再疎開/疎開児童も食糧増産に貢献を/引率教員の動員/鳥取市の国民学校での疎開勧奨/終戦から帰還まで

コラム4 疎開学童の8月15日

おわりに

神戸市からの感謝状/戦争は人々の善意も利用する/受け入れ先の人々との対立とその背景

参考文献/聞き取り調査実施対象/写真提供者・その他協力者/あとがき


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