江戸時代末期に島根県松江藩の武士長崎仲蔵が始め、現在の8代目川口淳平まで伝統的原材料・技法による製造が続いています。独特の「花結び」技法や加工難度の高い硬質の表皮部分を用いた籠等を製造する等籐細工の中でも他に類のない希少な製造方法を特徴としています。
生産者/川口淳平商店
〒683-0004 鳥取県米子市上福原3-8-7
電話: 0859-32-8650
因幡の踊り傘は、江戸末期から伝わる雨乞い踊りに剣舞の型を取り入れた勇壮な振り付けをした無形文化財「因幡の傘踊」に使用される傘です。
現在は、粘りがあり、より耐久性のある真竹と丈夫な因州和紙を使用し、骨の割りを大きくするなど、強さ、耐久性を主眼に製作しています。
生産者/竹扇堂
〒680-0824 鳥取市行徳2-432 電話:0857-29-8284
淀江傘の起源は文政四年と言われています。番傘、蛇の目傘など実用に富み丈夫なことで知られ、蛇の目の形(亀甲、梅型)や特有の糸飾りに特色があります。
生産者/淀江傘伝承の会
〒689-3402米子市淀江町淀江796 電話 0859-56-6176
弾力性に富み、耐久性に優れている竹は、古くから様々な形に利用されてきました。鳥取県の竹細工は、主に庶民の生活に密着した日常用具として作られてきました。近年は、民芸としての素朴な美しさが注目され、意欲的な生産が続けられています。
生産者/仁人竹工房
〒680-0833 鳥取市末広温泉町114
電話 0857-29-4392