ドクターヘリとは
ドクターヘリとは、救急医療に必要な医療機器を備え救急医と看護師を乗せ、救急患者のもとへ緊急出動する専用のヘリコプターです。単に迅速な傷病者搬送のツールではなく、救急現場へ医師・看護師を派遣し重症患者に対する治療開始時間の短縮をするための医師搬送システムです。
ドクターヘリ運航の概要
事業主体、基地病院、搭乗人員
- 事業主体 関西広域連合
- 事業実施主体 公立豊岡病院組合
- 基地病院 公立豊岡病院(所在地:兵庫県豊岡市戸牧1094)
- 搭乗人員 搬送可能患者通常1人(最大2名)、医師1~2名、看護師1名、操縦士1名、整備士1名
運航時間
365日毎日運航します。原則として、午前8時30分から日没30分前まで出動します。ただし、ドクターヘリは有視界飛行なので、悪天候時や夜間は運航しません。
運航範囲
鳥取県内は県内全域、兵庫県及び京都府は北部を運航範囲とします。
出動要請
原則として消防機関から公立豊岡病院への要請により出動します。
離着陸場
原則として、あらかじめ指定した場外離着陸場(ランデブーポイント)に着陸します。ただし、緊急時等で他に適当な場所がないときは、消防機関の要請により指定した場外離着陸場以外へ離着陸することも可能です。
離着陸場の安全確保
要請した消防機関は、離着陸場所の管理者の使用許可を取るとともに、離着陸場所の安全確保を離着陸場所の管理者及び必要に応じて警察の協力を得て行います。
搬送先医療機関
救急現場における傷病者を搬送する医療機関は、基地病院のほか鳥取県3病院(県立中央病院、県立厚生病院、鳥取大学医学部附属病院)、兵庫県6病院、京都府4病院となります。緊急の場合は、搭乗医師の判断により他の医療機関への搬送も可能です。
費用負担
運航に要する経費は、3府県及び事業主体が負担します。なお、救急の現場等での治療に伴う医療費は、医療保険制度に基づき、事業主体が傷病者本人又は家族に請求します。
お願い
ヘリコプターが離着陸する際は大変危険ですので、関係者以外は近寄らないようにしてください。
ご参考
公立豊岡病院組合のホームページにも
ドクターヘリのページがありますので、併せてご覧ください。