協定の締結について
鳥取県では、DMATを有する鳥取DMAT指定医療機関と「鳥取DMATの派遣に関する協定」を締結しました。
平成22年8月5日に開催した協定締結式には、鳥取大学医学部附属病院、鳥取赤十字病院、県立中央病院、県立厚生病院の各DMATチームも出席し、鳥取DMAT指定医療機関の代表と平井知事が協定書に署名しました。
鳥取県のDMAT体制について
鳥取県では、以下のとおり日本DMAT16チーム、121名の隊員が配備されています(令和6年4月現在)。
鳥取DMAT指定医療機関(平成22年7月26日指定)
- 鳥取県立中央病院(鳥取市) 4チーム、35名
- 鳥取赤十字病院(鳥取市) 4チーム、28名
- 鳥取県立厚生病院(倉吉市) 3チーム、26名
- 鳥取大学医学部附属病院(米子市) 5チーム、32名
今回の協定締結による効果
このたび協定を締結したことにより、県内外の災害等発生時には、県からの要請に基づいてDMATができるだけ速やかに派遣されることになりました。
速やかに派遣されたDMATが被災現場での緊急治療や病院等を支援することで、傷病者の救命率の向上などの成果を発揮することが期待されます。
DMATとは
大地震、航空機や列車事故などの災害急性期(概ね48時間以内をいう)に、災害現場や被災地域に迅速に駆けつけて救急治療を行うための専門的な訓練を受けた、機動性を有する災害派遣医療チームのことです。
DMATは、医師を中心として看護師や業務調整員(事務員等)などの医療従事者5名で1チームを構成しています。
DMATの主な活動内容
- 被災地域内での情報収集
- 被災患者のトリアージ
- 被災地域内医療機関の支援や応急治療
- 被災地域外への患者輸送支援
などが挙げられ、特に混乱が予想される災害急性期において、機動性を活かした的確な活躍が期待されます。