明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
まずは「福」をっということで、淀江の延縄で漁獲されたトラフグを測定しました。まとまった数+いろいろなサイズの魚が活魚水槽にある旨の連絡を漁業者からいただいていたので、全長と併せて体重も測定を行いました。結果は61尾測定を行い、最小395mm(1.0kg)-最大620mm(6.9kg)でした。
ちなみに、この淀江産トラフグですが、県内の天然海水いけすが売りの海鮮料理店で食べることができます。ハレの日にいかがでしょうか?
続いて、境港の小型底びき網では、3隻が美保湾で、3隻が沖合域で操業いていました。
美保湾ではヒラメが漁獲の主体で、本当に放流魚が多かったです(測定237尾中112尾が放流魚:混獲率47%)。そのほかでは、スズキやマゴチといった魚類、クマエビ等のエビ類、バイ、コナガニシといった貝類が揚がっていました。
沖合域では、マダイが主体で、ウマヅラハギやカワハギ、ツキヒガイ等が揚がっていました。こちらでは久々に小底のマダイを測定しました。先月も測定したかったのですが、タイミングが悪く測れなかったので、少し気が晴れました。しかしながらサイズが小型化していて…やはり回数を多く行かないと…。
測定後、県営境港市場にも行ってみました。
3卸の1つである鳥取県漁業協同組合境港支所販売部では、下の画像のように活魚をまとめて販売していただけるようになっています(左右で美保湾操業1隻分の漁獲物)。
当センターの試験が契機で始まった、活エビ出荷ですが、少数ながら定着してきており、良い単価で取引されています。エビ類の相場が高く、鮮魚と活魚で差がないときに1度あったようですが、「絶対良い取り組みだから続けて」と漁業者へのアフターフォローを忘れずに行いました。
そのほか、境港の沿岸漁業者3経営体はマナマコ(赤なまこ)を漁獲していました。JFしまねでは、養殖ワカメを出荷している経営体がありました。