防災・危機管理情報


2020年01月24日

2020年1月23日 賀露、淀江

 この日の賀露地方卸売市場は、刺網でのサワラ、ハマチ(ブリの若魚)、イカ釣でのヤリイカ、スルメイカ、マダイ、曳縄釣のヒラメ、潜水のサザエ、アワビ等、久々に多くの魚が並び、沿岸上屋のセリ声に活気がありました。

セリの様子 酒津~泊の水揚げ状況

1月21-22の操業で賀露のイカ釣船1隻がヤリイカの群れを見つけ、翌日は賀露の主力3隻がイカ釣操業を行いました。最も水揚げした船(前日漁場を見つけた船)は、ヤリイカ(15~40入り)70箱、スルメイカ(25入り~ピチ)5箱、マダイ16尾(3-4kgが主体)等、相場もよかったので、非常に良い水揚げをしていました。

イカ釣船1隻の水揚げ ヤリイカ、奥はスルメイカをエサにして釣ったマダイ

刺網のサワラがなかなか本格化していませんでしたが、この日は、酒津、泊、夏泊の漁船が良い漁をしていました。ちなみに、サワラの漁獲物の主体は2kg台後半(3尾入りで8~9kg)でした。

サワラ刺網1隻分 サワラ3入り

サワラ以外の刺網では引き続きハマチが好調で、少量ですがマダイ、イサキ、クロメバル等が揚がっていました。

また、サワラ刺網でヨコワ(クロマグロの若魚)も揚がっていました。

ハマチ(ブリの若魚) マダイ

イサキ クロメバル

ヨコワ(クロマグロの若魚)

活魚は小型底びき網、曳縄釣のヒラメ、マルゴ(小ブリ)等がありました。

ヒラメ(小型底びき網) マルゴ(小ブリ)

淀江のフグ縄漁師さんから、「トラフグが75本あるので測定していいよ」と昨晩連絡いただいていたので、賀露の市場調査の後、淀江に向かいました。

1月7日測定の際は、平均全長475mm、体重2.08kgだったのに対して、この日は、同484mm、体重2.54kgとプロポーションが良くなっていました。特に全長450mm以上で身太りの良い個体が多く見られました。

トラフグ

ちなみに、イカ釣のマダイがセリ開始のため測定できなかったので、翌日も賀露地方卸売市場に行きましたが、昨日の大漁が嘘のように…。こちらも前日できなかったウマヅラハギ等を測って帰りました。ただ、最近見ないウップルイノリ(岩のり)の出荷があったので、見られてよかったです。 

ウップルイノリ(岩のり)

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