この日の賀露地方卸売市場は、刺網でのサワラ、ハマチ(ブリの若魚)、イカ釣でのヤリイカ、スルメイカ、マダイ、曳縄釣のヒラメ、潜水のサザエ、アワビ等、久々に多くの魚が並び、沿岸上屋のセリ声に活気がありました。
1月21-22の操業で賀露のイカ釣船1隻がヤリイカの群れを見つけ、翌日は賀露の主力3隻がイカ釣操業を行いました。最も水揚げした船(前日漁場を見つけた船)は、ヤリイカ(15~40入り)70箱、スルメイカ(25入り~ピチ)5箱、マダイ16尾(3-4kgが主体)等、相場もよかったので、非常に良い水揚げをしていました。
刺網のサワラがなかなか本格化していませんでしたが、この日は、酒津、泊、夏泊の漁船が良い漁をしていました。ちなみに、サワラの漁獲物の主体は2kg台後半(3尾入りで8~9kg)でした。
サワラ以外の刺網では引き続きハマチが好調で、少量ですがマダイ、イサキ、クロメバル等が揚がっていました。
また、サワラ刺網でヨコワ(クロマグロの若魚)も揚がっていました。
活魚は小型底びき網、曳縄釣のヒラメ、マルゴ(小ブリ)等がありました。
淀江のフグ縄漁師さんから、「トラフグが75本あるので測定していいよ」と昨晩連絡いただいていたので、賀露の市場調査の後、淀江に向かいました。
1月7日測定の際は、平均全長475mm、体重2.08kgだったのに対して、この日は、同484mm、体重2.54kgとプロポーションが良くなっていました。特に全長450mm以上で身太りの良い個体が多く見られました。
ちなみに、イカ釣のマダイがセリ開始のため測定できなかったので、翌日も賀露地方卸売市場に行きましたが、昨日の大漁が嘘のように…。こちらも前日できなかったウマヅラハギ等を測って帰りました。ただ、最近見ないウップルイノリ(岩のり)の出荷があったので、見られてよかったです。