放流したヒラメが水温低下+成長(2019年4月12日に平均88mmで放流した魚が大きいものでは全長33cmに)に伴い、美保湾から沖合域へ移動してきていました。
美保湾で操業していた漁船1隻が80尾測定中放流魚が37尾と混獲率46%と依然と高い数値ですが、水深50m以深の沖合域で操業していた船3隻も93尾中23尾、混獲率25%と中々の数値でした(総計で173尾測定中60尾で混獲率35%)。
ちなみに、美保湾ではヒラメが、沖合域ではマダイ、ウマヅラハギ(でんぼ)が漁獲の主体でした。
特記事項としては、沖合で操業していた1隻が、学校給食に魚を提供しているそうで、この日はマダイ84kgを学校給食用として分けていました(給食でマダイ、うらやましい)。
そのほか、気になったところとしては、節分らしく赤鬼みたいな色のオニオコゼがいました。
また、ヤリイカの中に、ブドウイカ(白いか)が混ざっていました。
県営境港市場にも寄ってみたところ、沖合底びき網で2月から解禁の若松葉がに(脱皮後6ヵ月以内の雄のズワイガニ)が多く出荷されていました。左下の写真は県内では一番新しい沖合底びき網漁船が出港しているところです。
お隣島根県の隠岐の定置網では、ブリや1尾ですが43のクロマグロが揚がっていました。
県内の沿岸では、少数ですが釣りもののサワラや、潜水のマナマコ(赤なまこ)がありました。なお、サワラ・サゴシ(サワラの未成魚)は、刺網ものもありました。