賀露地方卸売市場では、沿岸のセリ場として2棟の荷捌き所があり、1棟は地元の鳥取県漁協賀露支所が、あと1棟には、鳥取県漁協酒津、浜村、夏泊、青谷、泊支所から集荷された漁獲物が陳列されます。ちなみに賀露以外のセリ場では、近年、東支所、浦富支所、福部支所といった東側の地区からの出荷も増えています。
まずは賀露支所分。
今朝は、小型底びき網でムシガレイ中心に良い水揚げをしていました(5隻が水深120m程度で操業。ムシガレイだけで多い船は20箱の水揚げ)。
今が時期のケンサキイカ(白いか)が絶不調ですが、スルメイカはコンスタントに水揚げされています(今朝は110箱程度/2隻:バラ、40入がメインで少量ながら25,30入あり)。
白いかが釣れないため、例年なら白いか漁を行う方が、千代川以東でマアジを釣獲したり、潜水漁を行ったりしています。
続いて、酒津~泊支所分。
こちらは刺網によるハマチ(ブリの1歳魚)、マダイ、ヒラマサ、カマス、釣のキジハタ、潜水のイワガキ、サザエ、まき網のトビウオ類が漁獲の主体でした。
今朝は、キジハタ(あこう)は多かったです。腹びれ抜去によって標識付けした放流魚や全長50cmの大あこうなど、調査担当にって測りがいのある市場調査となりました。
珍しいところでは、クエ(2.6kg)が揚がっていました。