この日の賀露地方卸売市場の様子です。
樽流し立て縄漁によるソデイカ(あかいか)は数は減りましたが、漁獲が継続しています。
獲れ方にむらが出始めているので、徐々に群れの規模が縮小している感じです。
そして、この日はヒラメが多かった。カタクチイワシ稚魚(めんぱ)が沿岸域に加入し、潜行板での曳縄、小型定置網等で多く入網していました。そのほか、活魚では、一本釣でのキジハタ(あこう)、ヒラマサ、かご網のウマヅラハギが揚がっていました。
曳縄、小型定置網、刺網で、多くはないですが、良いサイズのサワラが揚がっていました(測り足りなかったので、この後、淀江でも測りました)。
また、刺網では上記のめんぱを食んでいるハマチ(ブリの若魚)のハミを見つけて狩る、狩刺網のハマチが揚がっていました(8本入メイン)。
そのほか、小型定置網では、豆アジが揚がっていました(尾叉長10cm台)。あと、あかいか操業で樽を巡回して見るときに潜行板で獲られたヨコワが2尾いました(ともに尾叉長50cm)
潜水では、クロアワビとサザエが揚がっていました。
カニ漁が始まり、こちらに水槽を使うため、沿岸ものの活魚の単価が安くて安くて、とうとう高止まりしていたアワビの単価まで下落しています。ヒラメはかなり可哀想な単価。