防災・危機管理情報

 

認知症になっても地域で安心して暮らせる
まちづくりを目指して

2022年11月1日

鳥取県は認知症の予防と共生に力を入れています!

 鳥取県は、全国と比較して認知症の高齢者が多いです。認知症の高齢者は2万2000人(令和2年4月時点)と推計されています。
 そこで鳥取県は、認知症を予防(認知症の発症を遅らせる、認知症になっても進行を緩やかに)して、希望を持って日常生活を過ごせる社会を目指し、以前より一般の人向けに認知症対策の事業を行ってきました。

 

脳とからだの健康LINE

 鳥取県では高齢者のみならず幅広い年代に認知症に関する正しい知識と理解の普及をするために、2022年9月より、公式LINE「脳とからだの健康LINE」を立ち上げました。
 鳥取大学医学部保健学科認知症予防学講座(寄附講座)教授であり、日本認知症予防学会の理事長でもある浦上克哉先生にご協力いただき、定期的に認知症予防に関する情報提供を行うとともに、認知症リスクを簡易的にチェックする機能なども提供しています。

認知症予防を意識した健康づくりの参考にしていただければ幸いです。

長寿社会課公式「脳とからだの健康LINE」

下記のURLもしくはQRコードから友だち登録できます!

https://line.me/ti/p/%40833clxbt

QRcode

 

とっとり方式認知症予防プログラム

 鳥取県は、日本財団との共同プロジェクトとして、鳥取大学や伯耆町と連携して、専門家による知見を生かした、科学的根拠に基づく独自の「とっとり方式認知症予防プログラム」を開発しました。当プログラムの効果を県内外に周知するとともに、地域の介護予防教室やサロンなどでプログラムを実践するなどして、普及促進を図っています。

 当プログラムは、運動(準備体操、有酸素運動、筋力運動、整理体操)と知的活動(様々な認知機能をまんべんなく刺激する活動)、コミュニケーションに加え、認知症予防に関して学ぶ座学を組み合わせて実施するものです。

tottorihousiki

 現在は県内のすべての市町村において、行政もしくは民間の取り組みとして実施されています。県外の自治体や民間団体からも注目されており、全国から多数の問い合わせをいただいている自慢のプログラムです。

ご自宅でも取り組めるように、動画や資料を公開しています。

「とっとり方式認知症予防プログラム」

 下記のURLから運動や座学、知的活動の動画や資料などを見ることができます!

とっとり方式認知症予防プログラム

 

自宅で気軽に!脳とからだの健康プログラム

 また、鳥取県在住の65歳以上の方を対象に、脳とからだの健康を維持するためのオンラインプログラムを無料配信中です。第2・第4金曜日に行われるライブ配信と、週2回(月・木曜日)のビデオ配信のどちらでも、ライフスタイルに合わせて自宅で受けることができます。

 1回のプログラムは約30分です。筋トレや音楽、美術などのプログラムが受けられます。特にライブ配信では講師が直接指導してくれるのでオススメです。

「自宅で気軽に!脳とからだの健康プログラム」

当プログラムに参加するためには申込みが必要です。下記のURLから詳しいチラシをご確認ください。

まだまだ受付中です!

自宅で健康プログラム

 

認知症の人が尊厳と希望を持って社会で共生するために

 ここまでにご紹介したのは、認知症予防に関する施策です。この他にも鳥取県では、認知症になった本人や家族、周囲の方々をサポートし、住み慣れた地域で暮らしていけるようにするための施策を実施しています。

 shisaku

 この他にも、認知症の当事者同士で語り合う場(本人ミーティング)や、認知症の本人・家族によるピアサポート(仲間同士の支え合い)の場を設けたり、認知症高齢者が行方不明になった時の連携体制を構築したりしています。

 また、認知症の医療体制の充実や、認知症サポート医、認知症サポーター、認知症介護人材、認知症地域支援推進員の養成・育成も行っています。

「鳥取県認知症コールセンター」

 認知症についてのご相談は、鳥取県認知症コールセンター(0859-37-6611)までお気軽にお電話ください!

 (受付は毎週月~金曜日、午前10時~午後6時)

 

一緒に、脳とからだの健康にいいこと、始めませんか?

 このように、鳥取県ではさまざまな認知症対策事業を実施しています。
 特にここでご紹介したような「脳とからだの健康LINE」や「脳とからだの健康プログラム」はオンラインで手軽に始められますので、「まだ自分は大丈夫」と思わずに、今から一緒に脳とからだの健康を目指して、できるところから行動していきましょう!

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------
 ちなみに鳥取県では、認知症対策だけでなく、循環器病やがんへの対策を推進する事業も行っています。

■循環器病対策推進事業

 脳卒中や心臓病を始めとする循環器病は、日本人の死因上位を占めているため、鳥取県は「鳥取県循環器病対策推進計画」を定めて、様々な施策を展開しています。
 循環器病を引き起こす危険因子となる高血圧、脂質異常、糖尿病、喫煙を改善しましょう。特に高血圧や脂質異常症と指摘されている人は放置せず、医師の指導や治療を受けるようにしてください。
↓詳しくはこちら
https://www.pref.tottori.lg.jp/219837.htm

■がん対策推進事業

 がんは早期発見・早期治療することができれば、多くの場合で完治を目指せます。早期発見の切り札は「がん検診」です!
 鳥取県ではがん情報のポータルサイトを運営し、がんの予防や早期発見法、治療の知識や、がん患者さんの就労支援、補助金制度などの情報提供を行っています。
↓詳しくはこちら(がん情報ポータルサイト)
https://www.pref.tottori.lg.jp/73828.htm

長寿社会課 2022/11/01 | コメント(0)


最後に本ページの担当課    鳥取県福祉保健部ささえあい福祉局長寿社会課
    住所  〒680-8570
             鳥取県鳥取市東町1丁目220
    電話  0857-26-71740857-26-7176    
    ファクシミリ  0857-26-8168
    E-mail  choujyushakai@pref.tottori.lg.jp

Copyright(C) 2006~ 鳥取県(Tottori Prefectural Government) All Rights Reserved. 法人番号 7000020310000