令和6年10月5日に青谷かみじち遺跡土曜講座第3回「徹底比較!青谷上寺地遺跡vs朝日遺跡」を開催します。講師は、あいち朝日遺跡ミュージアム館長の原田幹さんです。
「地下の弥生博物館」とも呼ばれる青谷上寺地遺跡と、東海地方を代表する弥生集落の朝日遺跡。西日本と東日本、日本海側と太平洋側に位置する両遺跡の特徴を比較しながら、弥生時代のものづくりと交流、文化の結節点としての大集落の役割についてお話しいただきます。
事前の受講受け付けは、10月4日午後5時をもって終了しましたが、席に空きがありましたら、当日会場で受け付けをいたします。
朝日遺跡とは
朝日遺跡は愛知県清須市に所在し、東海地方を代表する弥生時代の環濠集落として知られています。遺跡の存続期間は弥生時代前期から古墳時代初めまで(紀元前6世紀~紀元後4世紀頃)の長期間にわたり、東西約1.4km、南北約0.8km、推定面積は80~100万平方メートルと推定されています。本州のほぼ中央、東西文化の交錯する地にあり、様々な生業、ものづくりがおこなわれるなど、生産と交易の拠点となった集落です。また、居住域と墓域を含めた集落の変遷が明らかにされています。
(参考書籍:原田幹「シリーズ遺跡を学ぶ88東西弥生文化の結節点朝日遺跡」新泉社)
朝日遺跡の環濠と、朝日遺跡から出土した用途不明の円窓付土器
(写真はあいち朝日遺跡ミュージアムホームページからの転載)
あいち朝日遺跡ミュージアムのホームページはこちら
講師プロフィール
原田幹(はらだもとき)
1969年愛知県豊川市生まれ。2015年金沢大学大学院人間社会環境研究科後期博士課程修了。博士(文学)取得。財団法人愛知県埋蔵文化財センター、愛知県教育委員会文化財課等を経て、現在愛知県埋蔵文化財調査センター所長兼あいち朝日遺跡ミュージアム館長兼学芸課長。
著書に、『シリーズ遺跡を学ぶ88 東西弥生文化の結節点朝日遺跡』新泉社、2013、『東アジアにおける石製農具の使用痕研究』六一書房、2017 など。
あいち朝日遺跡ミュージアム館長・原田幹さん
日時
令和6年10月5日(土)午後1時30分~午後3時
会場
青谷かみじち史跡公園(鳥取県鳥取市青谷町吉川17)
YAYOINE(やよいーね)ガイダンス棟内体験学習室
定員
50名(事前申込制・定員に達し次第、受付終了)
参加費
無料
申込方法(事前受付は終了しました)
電話・ファクシミリ・電子メール・とっとり電子申請サービスのいずれか
- 電子メール:aoya-kamijichi@pref.tottori.lg.jp
注意
- 電話での受け付け時間は、午前9時から午後5時までです。(平日・土日祝日可)
- ファクシミリ・電子メールでお申し込みいただく際は、お名前(ふりがな)、連絡先(メールアドレス、電話番号)、希望講座回(第3・4回)を必ず御記入ください。