聞くことが困難な子どもには
・注意を促してから話しかける。
・音声だけでなく、動作や絵や文字などの視覚情報を同時に提示する。
・難しい言い回しは避け、ゆっくりと話す。
話すことが困難な子どもには
・誤りを即座に指摘しないで、子どもが自由に話せる雰囲気をつくる。
・話す内容や順序・構成などを文字や図で示す。
・子どもが表現したいと思われる内容をくみ取り、言葉で例示をする。
読むことが困難な子どもには
・見やすいように文字を大きくしたり、間違えやすい文字にラインをひいたりする。
・読もうとする行に注目しやすいように他の行をかくす。
・ふりがなをふったり、範読をしたりする。
書くことが困難な子どもには
・なぞり書きからはじめて、徐々に視写できるようにする。
・文に書きたいことは、まず話すことによって内容を整理し、順に短冊に書いて
並べてみる。
・ワープロを活用するなど、書くことへの抵抗感を少なくする。
計算が困難な子どもには
・数の合成・分解が確実にできるように具体物、半具体物を用いて、数字と対応させる。
・計算の手順を書いたボードを示す。
・筆算の場合、マス目を使って桁をそろえる。繰り上がった数字は、書きとめる
よう指示する。
・図や絵を書いて、問題を視覚的に捉えることができるようにする。
突発的な行動や感情的な行動をする子どもには
・不適切な行動を起こしたときの気持ちをじっくり聴き取る。
・落ち着いて行動できるよう励まし、できたときには認め、十分にほめる。
・自分の気持ちや行動を言葉で表せるようにする。