全国から選手が山陰に集結
ろう者による国内最大規模のスポーツ大会「全国ろうあ者体育大会」は、毎年日本各地で行われていますが、山陰では初開催です。始まりは1967(昭和42)年。野球、陸上、卓球の3競技で始まった第1回大会から、全国の「きこえない・きこえにくい」スポーツ選手たちは、共に競う仲間と競技数を増やしてきました。
53回目の今大会は、全国から選手や役員、ボランティアなど合わせて約1400人を超える人が参加します。ソフトボール、サッカー、野球には、地域予選を突破したチームが、その他の競技は参加を申し出た全チームが出場します。中には、ろう者の五輪「デフリンピック」に出場したトップアスリートも。
大会は県内4市町、島根県2市の会場で開催されます。20日に米子市で開会式、21 日、22日に陸上、バドミントンやサッカーなど11競技が行われます。
耳がきこえなくても競技のルールや施設、設備、道具は変わりません。試合時は、審判が笛を吹くと同時にジェスチャーをしたり、審判のそばに手話言語のできる人を配置したりするなど、選手にも来場者にも進行や内容が分かりやすくなっています。
また、この大会には本県からも陸上や卓球、ボウリングなど5競技に26人の選手が参加します。地元選手や日本代表選手の活躍を、間近で観戦できる良い機会です。
|