農産物の収穫期を迎える秋は、農業機械を使う機会が増え、農作業事故の危険も高まります。事故を防ぐには、作業への安全意識を高めることが大切です。
農林水産省の調査によると、2017(平成29)年に発生した農作業の死亡事故は「乗用型トラクターの転落・転倒」によるものが最多です。こうした事故は、作業前の危険箇所の把握や農業機械への安全装置の装備、日常的な点検などで防止できます。
秋は日没が早まり、天候も変わりやすいため作業が遅れることがある一方、残暑による熱中症にも注意が必要です。地域や家族で声を掛け合い、無理のない作業を心掛けてください。
また、例年、公道を走行する農業機械と乗用車の事故も発生しています。一般車両との速度差を意識して、円滑な道路走行ができるよう他の車両に配慮しましょう。
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