人生変えた「アニメ」と「下市」~より良いものづくりへ特技生かす~
株式会社グッドスマイルカンパニー
楽月工場社員
ペティ ミカエルさん
フランスのロレーヌ地方出身。大学院在学中に日本へ留学。倉吉市を訪れた際、フィギュア製造メーカー(株)グッドスマイルカンパニーの門をたたく。2017(平成29)年入社。楽月工場(倉吉市秋喜)勤務。仏語、日本語、英語、中国語、スペイン語の5カ国語を使いこなす。
© Crypton Future Media, INC. www.piapro.net
工場で作られている「ねんどろいど(アニメやゲームのキャラクターを表現した2等身の人形)」の1つ『桜ミク』
日本への興味のきっかけは
10歳の時、友だちに紹介された日本のアニメ『シャーマンキング』『遊☆戯☆王』が好きで、字幕付きアニメーションから日本語の響きを感じ取りました。大学では独学で日本の神話や民俗を学び、在学中に大山町下市へ3カ月、その後、東京へ1年間の留学。また、学生時代、通訳を務めた際に会った日本の職人に影響を受け、ものづくりの世界は面白い、携わりたいと思うようになりました。
会社との出合いは
留学を終えて帰国する前に、下市の友人と倉吉市の赤瓦1号館を訪れ、日本で屈指のフィギュア製造工場が市内にあると知りました。ものづくりとアニメに関わりたくて、すぐに工場へ行き、採用を願い出ました。偶然、本社の採用担当者が居合わせていて、幸運にも面接を受けることができ、採用が決まりました。
ここでの暮らしはどうですか
休日には、天気が良ければ自転車で出掛けます。特に下市の港は、海と大山、両方の景色を一度に見られるのが素晴らしいですね。私が生まれ育ったロレーヌ地方には海も象徴的な山もありません。倉吉の人も優しい。自然豊かで静かなところが気に入っています。
仕事上の目標は
現在、生産技術向上のために、海外からの道具調達や設備導入など貿易に関する業務を任されています。語学力を生かして、社員がもっと効率良く仕事ができる環境を整えていきたいです。
「専門用語や部品の名前の伝え方が難しい面もあるが、仕事は毎日違うところが楽しいし、面白い」と話すミカエルさん
休日はもっぱら自転車で出掛ける
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