不安や困り事を抱え、生きづらさを感じている人がいます。県では、「誰もが自死に追い込まれることのない鳥取県」の実現を目指し、気付きと理解を深める取り組みを行っています。
自死を考える人は悩みながらもサインを発しています。身体の不調、酒量の増加、食欲の減退などです。例えば、身体の不調は、眠れない、寝ても疲れが取れないなどの「睡眠障害」として表れます。このような症状が続く場合は、うつ病や不眠症の可能性があるかもしれません。
また、悩んでいる人のサインに気付き、声を掛け、話を聴くなどして見守る心のサポーター「ゲートキーパー」(下記(1)参照)の存在も重要です。特別な資格は不要。「どうしたの?」「困ったことはない?」などと声を掛け、その人の気持ちに寄り添い、必要な支援につなげることが大切です。悩みを抱える人にとって、自分のことを気に掛けてくれるゲートキーパーは大きな支えになります。
県では、専門的に相談できる窓口(下記(2)参照)を設けています。1人で抱え込まずに、まずは電話・面接・SNS(LINE)などでご相談ください。
3月は「自殺対策強化月間」。卒業や転勤などで生活環境が変化し、普段よりストレスや不安を抱えやすい時期でもあります。みんなで支え合い、心と命を守りましょう。
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