研修観の転換に向けた取組(1)
「問い」をとおして主体的な学びを
令和6年度の研修が本格的にスタートしました。
今日、「個別最適な学び」と「協働的な学び」を通じて「主体的・対話的で深い学び」を実現することは、児童生徒のみならず、教師自身の学びにも求められています。今年度の研修は参加者の学びが、児童生徒の学びと「相似形」となるよう企画・運営に工夫をしています。
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その工夫の一つが、「問いを立てること」です。令和4年12月に取りまとめられた「令和の日本型学校教育を担う教師の養成・採用・研修等の在り方(答申)」の中でも、「教師自らが問いを立て実践を積み重ね、振り返り、次につなげていく探究的な学びを、研修実施者及び教師自らがデザインしていくことが必要になる」と提示されています。
教育センターの研修でも、各参加者が、研修にあたって自らの「問い」を立て、自己内対話をとおして、より主体的に学びを深めていただけるよう、そして研修後も課題解決や実践に向けてアプローチし続けていただけるように、「問い」を立てる時間を設定しています。
この「問い」は、研修参加者で共有したり、研修講師に提 供して講義内容に反映していただいたり、振り返り時にも活用したりします。
第1 回の新任校長研修での「問い」の設定の様子を御覧になった、浅野良一兵庫教育大学名誉教授も、「『問い』なき研修は、診断なき治療のようなもの」と大いに価値づけてくださいました。
また、今年度から活用している受付用フォーム(「まなびのエントリーシート」)に、各自の「問い」を入力し送信しています。
ぜひ、教育センターの研修で、「問い」をとおした主体的な学びを体感しください。
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