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「気づき」がある学びへ~メンターチーム研修に「対話」を!~
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初任者及び若手教員の育成をより効果的に進めるために、令和 5 年度より全県の市町村立学校で導入したメンターチーム研修が2年目を迎えています。初任者の育成と同時に若手教員の育成、さらには学校組織全体の活性化も期待されています。

黒板
実践報告
≪    A  小学校  研修テーマ「夏季休業明けの学級経営・児童理解」≫
○参加者…メンターチーム構成員+特別支援教育主任、まなびの教室担当教諭
○内容…LITALICO 教育ソフトを活用して児童のアセスメントを行い、「ちょっとしたことからできる支援」や「具体的な場面を想定した支援」を検討した。その中で、初任者の困りごとである「 日々、どのような児童の様子があるのか」を基に、「具体的にどんな場面で、どのように指導したらよいのか」、「どんな支援をしたら効果的なのか」などの話し合いを行った。
若手やベテランといったような経験年数の差を感じないほど、一人一人が自分の考えを発言したり、その発言に対して質問したりする雰囲気から、普段からのコミュニケーションの良さが窺えた。多くの教員で学びが共有された協働性に富む研修であった。
研修風景

 

研修訪問をすると多くの校長先生方から「メンターチーム研修は、初任者の成長だけでなく、チーム全員に成長がある」と報告を受けます。今年度、初めて初任者が所属した学校においても、昨年度から連続して初任者が所属している学校においても、工夫しながらメンターチーム研修を実施していただいています。

子どもの学びには、与えられるだけでなく、自らの「気づき」が必要です。それは教師も同じです。心から「なるほど!」と納得することは「実感のある学び」になり、それがエネルギーとなって実践と省察を繰り返しながら学び続けることにもつながっていきます。「聞く」「見る」 「読む」だけでなく、「対話」という双方向のやりとりによって、多くの「気づき」が得られます。

各学校のメンターチーム研修では、「対話」が生まれているでしょうか?初任者の悩みに対して先輩の実践や考えを聞くだけでなく、悩みに共感しながら、一緒に解決策について検討するなど、双方向の対話ができるとより研修が深まります。研修の方法や内容などを工夫し、あたたかい雰囲気の中で、「気づき」が生まれる学び合いにしていただきたいと思います。 吹き出し
今後も若手教員を「みんなで育てる! みんなが育つ!」をキーワードに、メンターチーム研修をはじめ、積極的にOJTを進めていただきますようお願いします。 男性のアイコン

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