教員の支援・育成に向けた島根大学との連携
~山陰教師サポート連携協議会(S×T協議会)~
7月13日(木)に、令和5年度山陰教師サポート連携協議会(S×T協議会)を開催しました。この会は、島根大学教育学部附属教師教育研究センターと鳥取県教育センターが連携・協力して、「教員支援」と「人材育成」に向けた取組を行うことを目的とし、令和元年度から実施しているものです。
この度は、島根大学教育学部附属教師教育研究センターをはじめとする島根大学関係者、鳥取県教育委員会事務局関係者、鳥取市総合教育センターから16名が、教員支援・人材育成に向けて「若手教員の育成」や「大学生等の養成の取組」等の具体的な取組について協議しました。
【若手教員の育成】
○山陰若手教員交流セミナー(8月8日、12月5日)
・年2回、山陰両県の小・中義務教育学校の若手教員(採用5年目まで)を対象に、交流を深めながら、学級経営、児童生徒理解、授業づくり等の悩みの解消と指導力向上に向けた取組です。鳥取県からは、19名の申込みがありました。若手教員の教員ネットワークの構築、及び指導力向上に寄与する研修の場となるよう取り組んでいきます。
・セミナーの詳細はこちらで御確認ください。
山陰若手教員交流セミナー詳細へのリンク
○初任者訪問・支援(7月~12月)
・初任者の実態把握とともに、悩みや困り感に応じた助言や支援を行うために、教育センターが初任者研修の一環として各初任者の所属校を訪問し、授業又はメンターチーム研修の参観、初任者や校長との面談を行います。島根大学出身の新卒採用者の場合は、島根大学の教員も同行され、初任者の意欲向上のための助言や支援をされます。また、島根大学は、単独で、島根大学卒の講師の所属校訪問を実施されます。
【大学生等の養成の取組】
○とっとり未来教師セミナー(8月22日)
・鳥取県で教師をめざす全国の大学生等を対象に、教師の仕事や鳥取県で働く魅力、教師に求められる資質などを、年齢の近い先輩教員からのアドバイスや参加者同士のグループ協議をとおして学んでいただき、鳥取県で教師をめざす機運を醸成することを目的とするセミナーを開催します。
・教師として必要な実践力の獲得をめざす取組である島根大学の「1000時間体験学修(基礎体験活動)」に本セミナーを登録し、島根大学からセミナー参加に向けた積極的な周知や指導を行っていただいています。
・セミナーについての詳細は、こちらで御確認ください。
とっとり未来教師セミナー詳細へのリンク
〇その他
・島根大学の1000時間体験学修が鳥取県内の各地域において、それぞれの方法で広がりを見せ、学生段階で児童生徒との関わる機会や学校の状況を知る有効な機会となっており、よい取組として今後も継続していきます。
・鳥取県教育センターが実施した初任者へのアンケート結果から、授業についての困り感に加え、児童生徒との人間関係づくり、学級経営に対する困り感が目立つことから、大学においても指導の充実に向け検討していただきます。
【その他】
○島根大学との連携講座(7月~12月)
・学び続ける教師を応援するために本年度から島根大学が開講された講座です。鳥取県教育センターの研修登録システムから申し込むことで、全27講座の各10名までが無料で受講できます。
・10名の定員に達していない講座が多数あります。各講座開催日の2週間前まで申し込みが可能ですので、内容を御確認いただき、ぜひ、御受講ください。
・島根大学との連携講座一覧は、こちらかから御確認ください。
島根大学との連携講座一覧へのリンク
・来年度以降、一部の講座については、鳥取県中部での開催とすることも検討していく予定です。
今後も引き続き、島根大学と連携・協力し、若手教員支援を中心とした教員支援と人材育成を進めていきたいと思います。