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「研修観の転換」をめざして令和6年度の研修計画を進めています
~第3回鳥取県教職員育成協議会より~

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1月11日に、第3回教職員育成協議会を行いました。この協議会では、例年、各校種の校長会・園長会、事務職員研究会・事務長会、教育長会、大学職員等の各代表者で構成される委員により、鳥取県公立学校の校長及び教職員としての資質の向上に関する指標並びにその指標を踏まえた教職員研修計画について協議しています。
この日の協議の中で、令和6年度の教職員研修計画について案を示し、委員のみなさんから御意見をうかがいました。
令和6年度の研修計画における基本的な考え方は、主に次の5点です。
  • 受講者の主体的・対話的で深い学びの実現に向けた「研修観の転換」
  • 「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を図る授業づくりに向けて、受講者自身の学びがそのような児童生徒の学びと「相似形」となる研修に可能な限り移行していき、「研修観の転換」をめざします。
  • 教職員のキャリアステージに応じて、「指標」が示す資質を確実に身に付ける
  • 本年度の研修の成果と課題及び実態を踏まえた内容に見直し、研修での学びと学校での実践の「往還」により、「指標」が示す資質を確実に身に付けられるようにします。また、今日的な教育課題を踏まえて、外部機関との連携を一層図りながらより幅広く講座を計画することで、受講者の多様なニーズに対応していきます。
  • 学校・市町村教育委員会と連携した若手教員育成
  • アンケートや所属校訪問等で実態把握を行い、学校や市町村教育委員会と連携して、若手教員の支援と育成を図ります。
  • 意図的、計画的、継続的な校内人材育成の推進
  • マネジメント力の向上に向けて幅広い年齢層が受講できる研修を新設します。また、とっとりメンター方式の定着による初任者及び若手教員の資質向上を図るとともに、校内でのOJTを促進します。
  • 授業及び校務でのICT活用を加速化させるための「1人1台端末の活用」
  • 多様な受講ニーズに対応するため、研修動画を視聴できるポータルサイトの充実と利活用促進を図るとともに、研修において1人1台端末の環境をつくり、受講者のICT活用のスキルアップと、校務のDX化につなげます。
 
これらの研修計画の考え方について、委員のみなさんからは、教職員のキャリアステージに応じて研修内容の精選が行われている、ポータルサイトやICT活用を含めより多様な研修が設定されている、研修を受講する際の選択肢がさらに広がっているといった点を評価いただき、一定の賛同が得られたものと考えております。特に、児童生徒の学びと同様、受講者である教職員の学びが主体的・対話的で深い学びとなるよう、その実現に向け「研修観の転換」を図ろうとしている点に大きな期待をいただきました。
また、次のような意見もいただきました。
  • 集合研修とオンライン研修のそれぞれのよさを生かしながら、研修の充実を図ってほしい。
  • メンター方式等、引き続き若手の研修機会の充実を図ってほしい。
  • 研修をとおして、若いうちから管理職をめざす意識付けを図ってほしい。
  • 今後も研修講座の変更点について、教職員への分かりやすい周知をお願いしたい。
  • 令和6年度から導入し、移行期間となる研修受講履歴システムについて、どのように移行するのか周知をお願いしたい。
いただいた御意見を踏まえながら、令和6年度の研修講座が、さらに充実したものになるよう引き続き準備を進めていきます。

最後に本ページの担当課
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