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「研修観の転換」に向けて
~NITSのみなさんをお迎えしての所内研修~
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「研修観の転換」に向けた取組については、これまで1月、2月のたよりでもお伝えしているところです。教職員の学びを子どもの学びの相似形と捉え、「学習観の転換」と同様に、講義形式の研修ばかりでなく、研修参加者の主体的・対話的で深い学びの実現に向けた「研修観の転換」を図るため、令和6年度の研修に向け準備をしています。所内では、職員で繰り返し研修を行い、2月には職員がつくば市のNITS(独立行政法人教職員支援機構)を訪問して研修を行ってきました。
そして、3月5日には、本センターにNITSの職員10名をお迎えし、鳥取市総合教育センター職員も交えて、所内研修を行いました。
◆「参加者が主体的に学ぶ研修とは」
- 自分の課題をもち、自ら解決していく研修
- 研修テーマに関する課題をもち、自分なりの答えを導きだそうとしている研修
- 研修のねらいをよく理解している研修
- 研修後の実践に対するイメージを明確にもち、実践をしようと意欲を高めることができる研修
- 次の課題を見出している研修
- 受け身ではなく、学び取る研修 など
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◆「参加者の主体的な学びを引き出すために必要な研修担当者としての心構えや具体的な支援の仕方」
- 研修の学びをとおして、参加者が実践に向けたイメージを明確にもつことができるように研修内容を再検討する。
- 参加者が研修のテーマに関する「問い」を明確にすることができるように、事前のアンケートの実施や自らの「問い」について考える時間の確保を行う。
- 参加者の研修に対するニーズの把握をより丁寧に行う。
- 一人一台端末の活用をとおして、参加者の意見や実践に向けたアイデアなどを共有する機会を増やす。
- 参加者が「問い」に対する答えを導き出すために、自らに最も適した方法で考えをまとめ、深める時間を確保する。
- 参加者の思考や学びを深める対話のあり方を考えるとともに、安心して対話ができる場や雰囲気をより大切にする。
- 参加者が自己を見つめ振り返る場面を確保する。
- 一人一台端末の活用などをとおして、参加者一人一人の学びや様子を把握しながら、参考になる資料提示、助言等必要な支援を行う。
- 参加者一人一人の様子のより丁寧に把握し、研修のねらいにそった支援を行う。 など
研修運営者が考える支援は、授業者が考える児童生徒への支援に通じるのではないでしょうか。