2012年10月21日
平成24年10月13日(土)、米子市教育委員会・米子市立山陰歴史館主催の講演会「もっと知りたい!米子城」に講師として県史編さん室の岡村吉彦室長を派遣しました。
この講演会は、米子城とその歴史を築いた先人たちの足跡を探るもので、「戦国時代の西伯耆における戦乱」という題目で講演しました。その概要は、米子城が築城される以前の戦国時代の西伯耆の動向や吉川広家の米子城築城の背景についてで、約160名の方々が参加されました。
(写真1)講演をする岡村吉彦室長
(写真2)講演会場の様子
県史編さん室
公文書館 2012/10/21
in 県史編さん室,講座などのイベント
2012年10月17日
平成24年10月14日(日)、近世部会は伯耆町上細見の矢田貝家で、東京大学経済学部資料室が実施している資料調査に参加しました。
矢田貝家は、出雲のタタラ製鉄に関わった一族とされ、江戸時代初めに伯耆国に移住したと伝わります。幕末の嘉永年間(1844~1853)に出雲街道沿いの現在地に屋敷を構えて以降、主に地主業を営んできました。今回、近世部会は調査では、山論関係、川普請、株関係の文書を中心に調査を実施しました。
今回の調査に御協力いただいた、矢田貝様、東京大学経済学部資料室の皆様に御礼申し上げます。
(写真1)矢田貝家の長屋門
(写真2)矢田貝家の主屋。長屋門とともに国の登録有形文化財になっています。
(写真3)文書調査をする東京大学経済学部資料室スタッフ
(写真4)新鳥取県史に掲載する候補資料を写真撮影する様子
県史編さん室
公文書館 2012/10/17
in 県史編さん室,調査
2012年10月13日
平成24年9月27日(木)及び10月11日(木)、日野町歴史民俗資料館において民俗部会は第2回、第3回の民具調査を実施しました。
日野町教育委員会と共同で実施している調査は、9月13日(木)に第1回を実施し、残暑の中のきびしい作業になりました。しかし10月11日の調査はすっかり涼しくなった資料館での作業になりました。調査は順調に進んでおり、資料館2階部分の調査は終了し、展示スペースの調査を進めています。11日の時点で403点の採寸、写真撮影が終了しました。参加いただいた資料館友の会、県史編さん協力員の皆様にお礼申し上げます。
また今回の調査では、日野町でタタラ製鉄が行われていた時代に砂鉄(日野地方ではコガネという)を入れて運搬した藁製品の「コガネ袋」という貴重な資料を調査しました。以下、資料と民具調査の様子の写真です。ご覧ください。
(写真1)日野町歴史民俗資料館所蔵のタタラ製鉄の砂鉄を入れるコガネ袋
(写真2)9月27日の調査
ホコリまみれになりながらの作業になりました
(写真3)9月27日の調査
20年以上そのままの資料もありました
(写真4)9月27日の調査
資料である着物の帯を確認しています
(写真5)9月27日の調査
資料館友の会や県史編さん協力員が休憩しながら打ち合わせしています
(写真6)10月11日の調査
資料にある墨書を確認しています
(写真7)平成24年6月14日の資料の様子
まだ雑然としており、コガネ袋もここにまぎれ込んでいました
(写真8)平成24年10月11日の資料の様子
かなり整理されてきました
(写真9)資料館2階の次は展示室の資料調査をします
(写真10)現在は、展示室の資料を調査中です
県史編さん室
公文書館 2012/10/13
in 県史編さん室
2012年10月12日
平成24年10月11日(木)、第2回近代・現代合同部会を開催しました。
今回は、9名の委員全員に御参加いただきき、ブックレット刊行計画の見直しと来年度事業について協議しました。ブックレット刊行計画については、近代部会、現代部会が協力して執筆することを決定、来年度事業については、境港市史編さん室、山陰歴史館等の資料調査を進めていくことで各委員の合意を得ました。
(写真1)協議中の全景写真
(写真2)協議中の小山現代部会長(奥)と岸本近代部会長(手前)
(写真3)なごやかに協議中の石田委員(左)、西村委員(中)、佐々木委員(右)
県史編さん室
公文書館 2012/10/12
in 会議など,県史編さん室
2012年10月10日
平成24年10月4日(木)、古代中世及び近世部会は境港市渡町の庄司家で史料調査を実施しました。
庄司家は、嘉永年間(1844~1853)以後、口会見郡の大庄屋を務め、木綿問屋でもあったため諸帳簿類を多く所蔵しています。今までも境港市史編さん室や広島大学などが調査していますが、詳しく確認ができていない中世・近世史料があるため調査を実施しました。
今回の調査に御協力いただいた、庄司様に御礼申し上げます。
(写真1)庄司家の家屋
(写真2)箱から文書を取り出し1点1点確認する様子
(写真3)文書を確認しながら写真撮影する様子
県史編さん室
公文書館 2012/10/10
in 県史編さん室,調査
2012年10月1日
平成24年10月1日、第1回考古部会を開催しました。
今回、最大の争点となったのが、資料編についてです。遺跡リストはどうするか、執筆者は誰にするか…。3時間以上にわたって論戦が繰り広げられました。長時間に渡る熱い議論をありがとうございました。今回の論戦が、次の資料編に活かされることと思います。
(写真1)執筆者について悩み中の中原委員(手前)と松井委員(奥)
(写真2)遺跡リストを真剣に見ておられる下高委員
県史編さん室
公文書館 2012/10/01
in 会議など,県史編さん室
2012年9月27日
平成24年9月21日(金)、民俗部会は北栄町歴史民俗資料館民俗資料展示室(東伯郡北栄町亀谷)で民具調査を実施しました。
この資料館には、旧大栄町の民俗資料が収蔵されています。今回は、北栄町教育委員会生涯学習課の池田武さんと北栄町文化財審議委員の吉田聰美さんに御案内いただき、鳥取県立博物館の福代宏主任学芸員とともに民具資料の収蔵状況と資料の概要を調査しました。
今回の調査に御協力いただいた、北栄町教育委員会の皆様に御礼申し上げます。
(写真1)北栄町歴史民俗資料館民俗資料展示室
(写真2)北栄町歴史民俗資料館民俗資料展示室の看板
(写真3)良い状況で収蔵展示される民具資料
(写真4)重要な調査テーマとしている倉吉千刃(くらよしせんば)も多数収蔵
県史編さん室
公文書館 2012/09/27
in 県史編さん室,調査
2012年9月24日
先週の調査(平成24年9月13日から14日の2日間)ではとても終わらず、今週も9月19日から20日の2日間、境港市史編さん室にお邪魔しました。
今回は境港市民図書館の一画をお借りし、資料の選定と撮影を行いました。旧外江村役場に残された資料を新鳥取県史資料編にどう使っていくか…悩みながらの資料選定となりました。
二週に渡り、境港市史編さん室、境港市民図書館のみなさまにはほんとうにお世話になりました。ありがとうございました。境港の歴史を守っていこう、という意気込みを感じました。
(写真1)話し合いながら資料を選定
(写真2)境港市民図書館の藤原館長
(写真3)境港市史編さん室長の小灘さん
県史編さん室
公文書館 2012/09/24
in 県史編さん室,調査
2012年9月21日
平成24年9月13から14日の2日間、近代部会、現代部会合同で境港市史編さん室にて資料調査を行いました。
今回は大変しんどい資料調査となりました。まずは天井近くまでつみあがった資料を作業スペースへ運びます。次に運ばれた資料を分類し、内容を見ていきます。最後はみんな汗びっしょりでした。翌日は筋肉痛になった方もおられたようです。
資料には戦後の民主化の進展を伝えるものや疲弊した経済状況に立ち向かう県政の様子を伝えるものなど、多種多様で貴重な資料がありました。
調査に御協力くださった境港市史編さん室、境港市民図書館のみなさま、ありがとうございました。今回だけでは終わらなかったので、近日中に再びお邪魔させていただきます。
(写真1)つみあがった資料の様子
(写真2)運び出す資料を確認
(写真3)全員で資料を分類
(写真4)佐々木委員の作業スタイル
県史編さん室
公文書館 2012/09/21
in 県史編さん室,調査
2012年9月19日
平成24年9月13日(木)、日野町歴史民俗資料館において民俗部会は民具調査を、近世部会は近世資料調査をそれぞれ実施しました。
日野町歴史民俗資料館には、平成12(2000)年10月6日に発生した鳥取県西部地震時に、文化財救助ボランティアと被災地の皆様によって収集救助された民具が収蔵されていますが、一部未整理となっています。
民俗部会は、日野町歴史民俗資料館友の会の会員6名、新鳥取県史編さん協力員1名、日野町教育委員会の職員2名の皆様の協力を得て、民具の採寸、文字情報の記録化、写真撮影を行い、今回は175点の調査を終了することができました。
近世部会は、旧日野村役場、旧黒坂村役場から日野町役場が引き継ぎ、現在は資料館に保管される古文書の概要を調査しました。残暑厳しい中、調査に御協力いただいた皆様に感謝申し上げます。
(写真1)日野町歴史民俗資料館(旧公会堂)。国登録有形文化財になっています。
(写真2)民具調査の様子
(写真3)資料であるこいのぼりを採寸する様子
(写真4)近世部会が調査した資料の一部
県史編さん室
公文書館 2012/09/19
in 県史編さん室,調査