2023年6月12日
令和5年6月5日(月)、当館にて令和5年度第1回鳥取県災害アーカイブズ検討会議を開催しました。
会議では、まず、榎原雅治氏に座長を引続きお願いすることについて、他の委員の方にお諮りし、承認されました。次に、事務局側から今年度の予算の状況を報告し、委員の先生方からご意見・アドバイスを頂きました。
その後、本事業でのデータベース・アーカイブの構築に係る、委員の先生方からのご提案を協議し、それらを取り入れる形で作業を加速させていくこととなりました。
コロナ禍以来、初の対面形式での会議開催となったこともあり、密度の濃い話し合いをすることができました。こうしたやりとりを通じて、委員の先生方からのご協力も賜りつつ、事業を進捗させていく予定です。
【参加者】榎原 雅治 公益財団法人地震予知総合研究振興会 副主席主任研究員(座長)
香川 敬生 鳥取大学工学部 教授
西村 修一 鳥取地方気象台 次長
村田 泰輔 奈良文化財研究所 主任研究員
西山 昭仁 奈良文化財研究所 客員研究員
来見田 博基 鳥取県立博物館 主任学芸員
佐藤 紘一 鳥取県立図書館 学芸員
柳楽 利明 鳥取県立公文書館長
石田 敏紀 鳥取県立公文書館 県史活用担当 課長補佐
藤澤 匡樹 鳥取県立公文書館 県史活用担当 専門員
検討会議の様子
公文書館 2023/06/12
in 会議など,県史活用担当
2023年3月17日
3月8日(水)、県内の図書館・美術館・博物館等の職員を対象に資料保存・修復研修会を行いました。講師は南部町在住の修復士・秦博志さん(修復工房Hata Studio経営)です。秦さんは、県内外の紙資料の修復を手がけられ、資料修復の講師などもされています。会場は県立図書館大会議室で、参加者は13名でした。
左から柳楽公文書館長、秦講師
研修の様子をご紹介します。研修では、(1)裏打ち、(2)繕い、(3)糸切れした和本の綴じ直しを行いました。
(1)裏打ち
秦講師に手本を見せていただき、それから各自が実習しました。糊の濃さは刷毛を持ち上げた時に1本の線になって垂れる程度で、想像より薄くて驚く参加者が多くいました。また、裏打ちする和紙は、将来的に剥がすことを考えて、資料より薄いものを用いますが、薄ければ薄いほど技術的に難しいため、公文書館が使用している中厚(3匁)のものを使いました。
裏打ちの実習風景
(2)繕い
裂けてしまった資料や、欠損部分のある資料の修復方法を習いました。裂けた部分は、典具帖紙という極薄和紙をあて、上から糊を塗ります。欠損部分は、バックライトボードの上に載せ、その上に修復用の和紙を重ねて水をつけた筆でなぞり、欠損部分と同じ形になるようにちぎります。形をそろえて補修するときれいに出来上がることが分かりました。欠損部分もできるだけ同じ厚さになるように補修するのが良いとのことでした。
繕いの実習風景
(3)糸切れした和本の綴じ直し(四つ目綴じ)
当初は、和綴じ本の作成を教えていただく予定でしたが、より実践的に、参加者が持ち寄った糸切れした和本の綴じ直しを行うことになりました。糸の長さは資料の対角線の3.5倍程度。既に4つの穴が開いているので、最初の穴と進む方向を間違えなければ、一筆書きのように穴に沿って針を進めていけば完成します。参加者の習得も早く、すぐにでも業務に生かせるように思いました。
和本の綴じ方を説明する秦講師
最後に参加した方の声を紹介します。
- 「紙資料の修復に適した糊や和紙の種類などを具体的に紹介いただき、大変参考になった」
- 「裏打ち実習を体験し、資材だけでなく不織布やハケなど作業に使用する道具の効果も実感し、とても有意義な研修会だった」
- 「裏打ちなどの資料の修復について、座学だけではなく、実習できたことがとてもよかった」
- 「実際に修復を体験できたことは、本格的な修復でなくとも、応急処置などでも応用できるのではないかと思った」
資料修復の方法について、インターネット上でも色々と見ることはできますが、実際に自分の手を動かして、指導を受けるのとは大違いです。日常業務に生かせる大変有意義な研修になったのではないかと思います。
ご指導いただきました秦博志さんには、厚くお礼申し上げます。
公文書館 2023/03/17
in 会議など,公文書担当,講座などのイベント
2022年9月29日
令和4年9月29日(木)、鳥取県立公文書館会議室にて「令和4年度第1回鳥取県災害アーカイブズ検討会議」をオンライン開催しました。
この会議では、鳥取県災害アーカイブズ事業に係る各種事項の報告を行い、次に今後の事業の進め方などについて具体的に協議しました。
【出席者】(敬称略・五十音順)
榎原 雅治 東京大学史料編纂所 教授
香川 敬生 鳥取大学工学部 教授
来見田 博基 鳥取県立博物館 主任学芸員
小山 富見男 鳥取地域史研究会 会長
佐藤 紘一 鳥取県立図書館 学芸員
西村 修一 鳥取地方気象台 次長
西山 昭仁 奈良文化財研究所 客員研究員
村田 泰輔 奈良文化財研究所 主任研究員
事務局側の出席者:公文書館長・県史活用担当職員
検討会議の様子
公文書館 2022/09/29
in 会議など,県史活用担当
2022年8月24日
令和4年8月19日(金)、鳥取県立公文書館会議室にて「令和4年度第1回鳥取県災害アーカイブズ実務者会議」をオンライン開催しました。
この会議では、鳥取県災害アーカイブズ事業に係る各種事項の報告を行い、次に今後の事業の進め方などについて具体的に協議しました。
【出席者】(敬称略)
榎原 雅治 東京大学史料編纂所教授
香川 敬生 鳥取大学工学部教授
西山 昭仁 奈良文化財研究所客員研究員
村田 泰輔 奈良文化財研究所埋蔵文化財センター主任研究員
来見田博基 鳥取県立博物館主任学芸員
事務局側の出席者:公文書館長・県史活用担当職員
検討会議の様子
公文書館 2022/08/24
in 会議など,県史活用担当
2022年8月10日
令和4年8月5日(金)、公文書館会議室にて、令和4年度第1回新鳥取県史を活用したデジタル郷土学習教材開発検討会議を開催しました。
今回は横山順一鳥取県教育センターGIGAスクール推進課長から「鳥取県におけるICT教育の取組の現状」をお話いただいた後、事務局より昨年度の実績等、事業説明を行い、その後、本年度公開する教材について活発な意見交換を行いました。
引き続き、教育委員会や学校現場の先生方との連携を密にしながら、教材内容の一層の充実を図っていきたいと思います。
【学習教材開発検討会議委員】(敬称略)
岡村 吉彦 鳥取県立鳥取東高等学校 教諭(座長)
小山富見男 元鳥取敬愛高等学校校長、鳥取大学非常勤講師
吉田 学 鳥取県立青谷高等学校 教諭
前田 孝行 鳥取県立鳥取西高等学校 教諭
花原 慧史 鳥取市立湖東中学校 教諭
横山 順一 鳥取県教育センターGIGAスクール推進課長(アドバイザー)
奥田 信行 鳥取県教育委員会高等学校課 指導主事(オブザーバー)
*今回、前田委員、花原委員、奥田指導主事は欠席。
検討会議の様子
公文書館 2022/08/10
in 会議など,県史活用担当
2022年2月1日
令和4年1月19日(水)、鳥取県立公文書館会議室にて「第1回鳥取県災害アーカイブズ実務者会議」をオンライン開催しました。
この会議では、鳥取県災害アーカイブズデータベースの構築に向けて、入力する災害情報や公開画面の構成等具体的に協議しました。
【出席者】(敬称略)
香川敬生 鳥取大学工学部教授
西山 昭仁 京都大学防災研究所 地震災害研究部門 特任助教
村田 泰輔 奈良文化財研究所埋蔵文化財センター主任研究員
来見田博基 鳥取県立博物館主任学芸員
事務局側の出席者:公文書館長・県史活用担当職員
公文書館 2022/02/01
in 会議など,県史活用担当
2021年11月16日
令和3年11月13日、本年度第1回「鳥取県の昭和の記憶」(オーラルヒストリー)収集事業にかかる検討会議を開催しました。
会議では、これまでの聞き取り調査の実施状況について各委員が報告したのち、今年度の聞き取り調査の対象者やスケジュール等について協議しました。戦後、さまざまな分野で活躍された郷土の方々の証言を記録化し、貴重な歴史資料として後世に伝えていきたいと思います。
検討会議の様子
公文書館 2021/11/16
in 会議など,県史活用担当
2021年9月28日
令和3年9月18日(土)、公文書館会議室にて、第5回新鳥取県史を活用した学習教材開発検討会議を開催しました。
今回はホームページでの公開に向けて、著作権や二次利用について協議した後、各委員が作成したデジタル郷土学習教材の内容・体裁等について活発な意見交換を行いました。
引き続き、教育委員会や学校現場の先生方との連携を密にしながら、教材内容の一層の充実を図っていきたいと思います。
なお、第一弾として、10月中を目処に、計56点のデジタル郷土学習教材を公文書館ホームページで公開の予定です。どうぞご期待下さい。
【学習教材開発検討会議委員】(敬称略)
石田 敏紀 県立倉吉東高等学校教諭(座長)
前田 孝行 県立鳥取西高等学校教諭
花原 慧史 鳥取市立湖東中学校教諭
小山富見男 元鳥取敬愛高等学校長
横山 順一 県教育センターGIGAスクール推進課長(アドバイザー)
奥田 信行 県教育委員会高等学校課指導主事(アドバイザー)
検討会議の様子
公文書館 2021/09/28
in 会議など,県史活用担当
2021年9月2日
令和3年8月26日(木)、第3回(令和3年度第1回)鳥取県災害アーカイブズ検討会議を開催しました。
新型コロナウィルス感染拡大防止のため、外部委員とはオンラインを使った会議形式とし、会議室も感染防止対策を講じた上で実施しました。
会議では、座長である東京大学史料編纂所の榎原雅治教授の進行のもと、はじめに事務局および各委員の調査の進捗状況について報告がありました。
また、協議では今後の調査の進め方やデータベースの作成のあり方、県民向けのシンポジウムの開催等について、活発な意見交換を行いました。
関係者や関係機関とも連携を密にしながら、これからも着実に事業を進めていきたいと思います。
公文書館 2021/09/02
in 会議など,県史活用担当
2021年6月28日
令和3年6月26日(土)、公文書館会議室にて、第4回「新鳥取県史を活用した学習教材開発検討会議」を開催しました。
今回は、アドバイザーとして、県教育センターGIGAスクール推進課の横山課長にも参加いただき、ウェブを活用した教材の公開方法や教育センターとの連携について意見交換を行いました。
はじめに、横山課長から、鳥取県のICT教育の取り組みの現状についての報告があり、1人1台タブレット導入にともなう学習の効果や鳥取県が目指す今後のGIGAスクール構想の方向性等について具体的にお話をしていただきました。
その後、各委員から、小学校・中学校・高等学校の現場の先生方から出された意見について報告があり、それを踏まえて、学習教材の内容・仕様やウェブを活用した公開方法、また県教育センターとの連携等について、活発な意見交換を行いました。
これからも、教育委員会や学校現場の先生方との連携を密にしながら、学習教材の一層の充実を図り、今秋の公開につなげていきたいと思います。
【学習教材開発検討会議委員】(敬称略)
石田 敏紀 県立倉吉東高等学校教諭(座長)
前田 孝行 県立鳥取西高等学校教諭
花原 慧史 鳥取市立湖東中学校教諭
小山富見男 元鳥取敬愛高等学校校長
横山 順一 県教育センターGIGAスクール推進課長(アドバイザー)
奥田 信行 県教育委員会高等学校課指導主事(アドバイザー)
検討会議の様子1
検討会議の様子2
公文書館 2021/06/28
in 会議など,県史活用担当