活動日誌

 県立公文書館が行っている日々の活動の様子を、ブログ形式でご紹介します。

  
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2016年11月29日

平成28年度 第2回 古代中世部会を開催しました。

 平成28年11月25日(金)、平成28年度第2回新鳥取県史編さん委員会古代中世部会を実施しました。  
 会議では、平成29年3月刊行予定の『新鳥取県史資料編 古代中世2 古記録編』の構成・分類・配列などについて協議しました。

古代中世部会での協議の様子の写真
古代中世部会での協議の様子

県史編さん室

公文書館 2016/11/29 in 会議など,県史編さん室

2016年11月25日

平成28年度 第2回 近代部会を開催しました。

 平成28年11月23日(水)、平成28年度 第2回 近代部会を開催しました。  
 会議では、平成28年度事業の実施状況を報告した後、平成29年度事業及び資料編『近代5 行政2 経済社会文化』の内容構成や刊行に向けた作業スケジュール等について協議しました。

近代部会での協議の様子の写真
近代部会での協議の様子

県史編さん室

公文書館 2016/11/25 in 会議など,県史編さん室

2016年11月21日

民俗部会が米子市の白ネギ出荷調整用具調査を行いました。

 民俗部会は、11月16日、米子市の特産品である白ネギを出荷するために調整する用具の調査を米子市彦名町で行いました。

写真1
(写真1)米子市彦名町の白ネギ畑


 白ネギは長さを58センチメートルに切り揃え、数本に束ねて箱詰めされ出荷されます。そのために葉切り包丁や葉切り専用枠があります。  
 葉切り包丁は、倉吉市の農具鍛冶が現在も製造販売しており、県内で行なわれる農具市で存在を確認したため今回、白ネギの特産地である米子市で使用する作業の調査を実施したものです。

写真2
(写真2)葉切り包丁


写真3
(写真3)葉切り専用枠


 収穫した白ネギは専用枠に入れて、余分な葉の部分を葉切り包丁で切り落とします。

写真4
(写真4)白ネギを枠に入れる様子


写真5
(写真5)葉切り包丁で余分な葉を切り落とす様子


写真6
(写真6)白ネギを束ね箱詰めする作業の様子


 白ネギを出荷するために調整する作業は皮むきや計量、結束などもあり、葉切り包丁以外にも白ネギの根を切り落とすハサミや皮むき器などもあります。調査にご協力いただいた米子市彦名町のT家では、根切り作業に果樹栽培用の摘果ハサミを流用していました。作業によっては農家毎に様々な工夫や流用があるそうです。  
 今回の調査は今後刊行される「民俗2 民具編」に反映されます。今回、御協力いただいた米子市彦名町のTご夫妻に厚く御礼申し上げます。
県史編さん室

公文書館 2016/11/21 in 県史編さん室,調査

2016年11月17日

新鳥取県史講演会「鳥取県の民俗芸能」 を開催しました。

 平成28年11月12日(土)、米子市立図書館2階研修室にて新鳥取県史巡回講座「鳥取県の民俗芸能」を開催しました。

写真1
(写真1)講演会場の様子


 講師は、『新鳥取県史 民俗1 民俗編』の「第2章 民俗芸能」の構成検討や執筆をされた民俗部会委員と調査委員の2名です。  
 まず永井猛委員(米子高等工業専門学校名誉教授)が「第9章 民俗芸能」の構成を解説し、神楽、かしら打ち、盆踊りなど掲載事例を紹介しました。

写真2
(写真2)永井猛委員


 続いて福代宏委員(県立博物館主幹学芸員)は、地歌舞伎、民謡踊り・田植歌踊りなどの掲載事例を紹介しました。

写真3
(写真3)福代宏委員


 約49名の参加者があり、新鳥取県史編さんの成果を県民に広めるとともに今後の鳥取県の民俗研究につながる講演会となりました。  
 講演会の開催においては、伯耆文化研究会、県立博物館にご協力をいただきました。お礼申し上げます。
県史編さん室

公文書館 2016/11/17 in 県史編さん室,講座などのイベント

2016年11月9日

民俗部会が西伯郡南部町浅井の「魚取り」を調査しました。

 民俗部会は、10月23日、魚伏籠(うおふせかご)の一種であるウグイを使用する西伯郡南部町浅井の「魚取り」の調査を実施しました。  
 浅井集落では、氏神さんである賀茂神社(かもじんじゃ:南部町宮前)の秋祭前の10月8日に、青木池の魚取りが行われてきました。近年は、秋祭りは日曜日になり、魚取り祭日前の10月中旬の日曜日実施していますが、平成28年は、雨で増水したため延期となり祭礼後の実施となりました。  
 「魚取り」は水田の用水確保のために、池の底に沈殿する泥を流すことが主な目的であり、また娯楽を兼ねたものでした。  
 浅井区の住人であれば誰でも池に入ることができ、男性は魚伏籠の一種であるウグイを使用し、女性はタモを手に多数の参加があり、公平な中で数量を競う賑やかな行事でした。今日では池に入る人も少なくなり、女性の参加者もほとんどなくなるなど少しさびしくなってきたようです。  
 池の排水口はドフジリと呼んでいるようですが、浅井集落の古老によるとこれは土樋尻(どひじり)が訛ったものといいます。ドフジリは、入札によってここで魚を取る権利を得て、簗(やな)のような道具を使用して魚を取ります。  
 昭和30年代ごろまでは、この秋祭りに親類、縁者を招き、取ったコイは刺身、味噌汁、フナは鱠(なます)、雑魚は煮つけにして親戚が集い親睦を深めたそうです。  
 浅井地区はでは、ウグイの作り方の技術継承や、青木池における水草ヒシの大量発生、マコモの繁茂等、池の保守管理に大きな問題があるそうです。
 鳥取市気高町の大堤でもウグイと呼ばれる魚伏籠で漁が行われていますが、詳細に観察することによりウグイの構造や、捕獲動作に違いがあることを確認できました。  
 御協力いただいた浅井集落の皆様に厚く御礼申し上げます。

写真1
(写真1)南部町浅井の青木池の様子


写真2
(写真2)池の中に入り水草「ヒシ」を集める様子


写真3
(写真3)ヒシを陸にあげる様子


写真4
(写真4)ヒシの種を回収しなければ来年また大発生するため丁寧に回収する


写真5
(写真5)ウグイによる魚取りの様子


写真6
(写真6)連続写真その1。
鳥取市気高町では両手でウグイを扱うのに対し浅井では片手で扱う。


写真7
(写真7)連続写真その2。


写真8
(写真8)捕獲されたコイ


写真9
(写真9)青木池のドフジリに設置された簗に類似した道具


写真10
(写真10)ドフジリで捕獲されるコイ


写真11
(写真11)クワ、ジョレン、スコップなどで水門付近の泥を流す様子。
これが重要な村仕事(ヤクメ)である。

県史編さん室

公文書館 2016/11/09 in 県史編さん室,調査

2016年11月8日

現代部会は、紙の博物館(高知県いの町)にて資料調査を行いました。

 現代部会は10月19日・20日の両日、高知県いの町紙の博物館で、戦前戦後の製紙業に関する小路位三郎(こうじいさぶろう)関係資料の調査を行いました。小路氏は明治41年旧伊野町の出身で、高知工業学校卒業後、昭和4年に土佐紙業組合立製紙試験場に技手として指導業務に就き、生涯にわたって製紙技術の開発と業界振興に努めた人物です。  
 和紙をめぐる鳥取県と高知県との関係は古く、明治20年に吉井源太(よしいげんた)が巡回教師として来県したのを皮切りに、新谷出来太郎(しんたにできたろう)、井上和水(いのうえわすい)らが高知の製紙技術を鳥取県に導入しました。昭和12年から15年にかけては、後に日本手漉き紙工業組合聯合会の理事となる森澤武馬(もりさわたけま)氏も鳥取県製紙試験場で地方商工技師を務めています。  
 森澤氏の後に本県に技師として赴任したのが小路位三郎氏で、昭和16年から30年まで鳥取県商工奨励館(のちに工業指導所、現鳥取県工業試験場)に勤務し、昭和22年からは県工業試験場長を務めました。戦後和紙産業が衰退傾向のなか、和紙を文化財として保護することを模索しつづけました。(以上、参考「いの町紙の博物館開館30周年記念収蔵品展-小路位三郎コレクションを中心に-」平成28年3月発行)  
 いの町紙の博物館が所蔵する小路位三郎コレクションのうち、鳥取県時代のもので特筆すべきは、鳥取県地方工業化委員会関係書類、風船爆弾の製造に関するもの、戦後の鳥取県輸出和紙研究会に関するもの、鳥取県商工奨励館の図面など、いずれも貴重な資料を撮影させていただきました。お忙しいなか展示案内をしていただいた別役館長様、資料解説をしていただいた池様には、この場をお借りして御礼申し上げます。

小山委員による資料調査の様子の写真
小山委員による資料調査の様子

県史編さん室

公文書館 2016/11/08 in 県史編さん室,調査

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