令和3年6月26日(土)、公文書館会議室にて、第4回「新鳥取県史を活用した学習教材開発検討会議」を開催しました。
今回は、アドバイザーとして、県教育センターGIGAスクール推進課の横山課長にも参加いただき、ウェブを活用した教材の公開方法や教育センターとの連携について意見交換を行いました。
はじめに、横山課長から、鳥取県のICT教育の取り組みの現状についての報告があり、1人1台タブレット導入にともなう学習の効果や鳥取県が目指す今後のGIGAスクール構想の方向性等について具体的にお話をしていただきました。
その後、各委員から、小学校・中学校・高等学校の現場の先生方から出された意見について報告があり、それを踏まえて、学習教材の内容・仕様やウェブを活用した公開方法、また県教育センターとの連携等について、活発な意見交換を行いました。
これからも、教育委員会や学校現場の先生方との連携を密にしながら、学習教材の一層の充実を図り、今秋の公開につなげていきたいと思います。
【学習教材開発検討会議委員】(敬称略)
石田 敏紀 県立倉吉東高等学校教諭(座長)
前田 孝行 県立鳥取西高等学校教諭
花原 慧史 鳥取市立湖東中学校教諭
小山富見男 元鳥取敬愛高等学校校長
横山 順一 県教育センターGIGAスクール推進課長(アドバイザー)
奥田 信行 県教育委員会高等学校課指導主事(アドバイザー)
検討会議の様子1
検討会議の様子2
6月17日(木)に大山西小学校6年生のみなさん38名が修学旅行で来館されました。約20名ずつ2つのグループに分かれて見学しました。
1階の展示スペースでは、公文書館の役割についての説明を聞いたり、質問に答えたりしながら、鳥取県の歴史について学びました。
地下の書庫では、明治時代の簿冊や過去に公文書館が調査をした際に収集した大山西小学校に関係するアルバムなど、古い資料を見学しました。
柳楽館長のあいさつ
古い簿冊について説明しました
アルバムなど古い資料を紹介しました
鳥取県の歴代知事一覧の前で県の歴史について説明する様子
児童からは「大山西小学校のアルバムが特に印象に残った」などの感想がありました。古い時代の資料にも興味を持っていただけたようです。ご来館ありがとうございました。また来てくださいね。
令和3年6月20日(日)、倉吉交流プラザで、新鳥取県史連続講座「倉吉の民具から暮らしと技術を知る」を開催しました。
本講座は『新鳥取県史』の内容を専門家がわかりやすく解説するもので、昨年度から計6回の予定で開催しています。今回はその第4回として「倉吉千歯」をテーマとする講座を実施しました。
はじめに、倉吉博物館の関本明子主任学芸員から、全国ブランドとなった倉吉千歯の特徴や職人による全国行商の様子について説明していただきました。次に、樫村賢二県立公文書館専門員・県文化財課係長から、倉吉千歯の構造や穂長から推定される制作年代等について解説をしていただきました。
講座後、会場からは「倉吉千歯の全国シェアはどれくらいか」「倉吉以外の地域での生産は無かったのか」等の質問が出されました。
次回は8月22日(日)に「民具を調べる」をテーマに実施する予定です。どうぞ御参加下さい。なお、次回の会場は倉吉交流プラザ第1研修室から視聴覚ホールに変更となります。
また、申込受付は8月7日(土)開始です(申込先:倉吉市立図書館、先着75名)。
関本明子主任学芸員による解説
樫村賢二専門員による解説