本年度、小学校、中学校、義務教育学校のうち41校が実施している初任者研修におけるメンター方式。これは、育成期・向上期の教員が中心となりメンターとして初任者とともに学び合う「メンターチーム」と、初任者と若手教員の育成を担う「初任者研修サポート教員」を置く方式です。実施校では既にメンターチームが機能し始め、メンターチーム研修が2回、3回と実施されています。
倉吉市立小鴨小学校では、6月上旬に第2回目のメンターチーム研修が実施されました。放課後の会議室に集まった参加者は10名。「教材研究の進め方・方法」をテーマに、熱く語り合った1時間の大まかな流れは次のとおりです。
(1)初任者が悩みを話す
(2)メンターが準備した資料をロイロノートで共有し、紹介する
(3)初任者がこの研修で学んだことを話す
(4)リーダーとサポート教員がまとめる
「もっと詳しく聴きたい」と質問する初任者や参加者の姿、笑い声が広がったかと思えば一転して熱く語る真剣な表情……参加者全員が主体となっているからこそ生み出される「熱さ」がそこにはありました。だれもが明日へのエネルギー補給ができる、そんな場がメンターチームによってつくられているのです。
本年度も鳥取県教育センターは県内各地を訪問し、メンターチームの活躍を発信していきます。乞うご期待!