鳥取県内の林業作業現場における安全の確保を図るとともに、安全対策や労働環境改善について意見交換し、林業従事者が安全で安心して働くことができる労働環境を実現するため、鳥取労働局・鳥取県・関係団体で構成する鳥取県林業災害防止連絡協議会(会長:林業・木材製造業労働災害防止協会鳥取県支部長 前田八壽彦(まえたやすひこ))により、下記のとおり林業安全パトロールを実施しました。
記
1 実施日
平成29年10月19日(木)東部・中部 27日(金)西部
2 場所
東部 八頭郡智頭町地内
中部 東伯郡三朝町地内
西部 日野郡日南町地内
3 実施主体
鳥取県林業災害防止連絡協議会
(鳥取労働局、鳥取県、林業・木材製造業労働災害防止協会鳥取県支部ほか)
4 参加者
鳥取労働局、鳥取県(森林・林業振興局及び地方事務所)
林業・木材製造業労働災害防止協会鳥取県支部 ほか
5 パトロールの状況
各現場において、事業体の作業班メンバーによるチェーンソーや高性能林業機械を用いた伐採、造材及び搬出作業状況を点検しました。鳥取労働局の担当官からは作業計画、作業手順、安全対策に特段の問題はないと講評を受け、安全に作業を行っていることを確認しました。
(1)智頭町森林組合の間伐現場(智頭町地内)
チェーンソーによる伐倒・造材作業状況について確認しました。鳥取労働局からは、伐倒作業では適切な受け口を切ること、危険範囲内への立ち入りをさせないための作業間調整や安全確認を徹底するように説明を受けました。
▲パトロール参加者打合せ状況 ▲前田会長(中央)挨拶
▲寺坂組合長(右)、林田部長(左)による概要説明▲伐倒作業の確認
▲切株状況の確認 ▲野口安全専門官(右2番目)による講評
(2)鳥取県中部森林組合の間伐現場 (三朝町地内)
チェーンソーによる切株状況、タワーヤーダによる集材作業、プロセッサによる造材作業について確認しました。タワーヤーダの架線付近を立ち入り禁止にしていたり、プロセッサの作業範囲内に労働者が立ち入らない様に措置するなど、作業場所の安全対策を確認しました。
▲パトロール参加者打合せ状況 ▲加藤専務(左)による概要説明
▲金山班長による概要説明 ▲切株状況の確認
▲伐倒方向の確認 ▲プロセッサによる造材作業の確認
(3)日南町森林組合の間伐現場(日南町地内)
ハーベスタにより伐倒・造材作業、チェーンソーによる伐倒作業、フォワーダによる積込・運搬作業を確認しました。
▲前田会長(中央)挨拶 ▲松浦部長(左2番目)による概要説明
▲ハーベスタによる伐倒作業の確認 ▲チェーンソーによる切株状況の確認
▲フォワーダへの積込・運搬作業の確認 ▲宮村安全専門官(中央)による講評