鳥取県では、東京オリンピック・パラリンピック競技大会の関連施設である「選手村ビレッジプラザ」に県産材を提供しています。
令和2年1月29日に木材を提供した自治体を対象とした内覧会に開催され、内部が初公開されました。
1 「選手村ビレッジプラザ」の概要
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建築地及び構造・規模 東京都中央区晴海地内、木造平屋建 5棟、延床面積 約5,300m2
- コンセプト 日本の木材活用リレー ~みんなで作る選手村ビレッジプラザ~
- 全国の木材を活用することで、オールジャパンでの大会参画を実現し、大会後はレガシー(遺産)として、各地で木材が再利用されます。
2 提供木材の概要
- 提供自治体 鳥取県を含む全国63の自治体(23都県、40市町村)から約1,300m3の木材を提供しています。中国地方では鳥取県、智頭町、島根県、岡山県が提供しています。
- 提供木材 鳥取県からは、スギ製材品等約8m3を提供しました。銀行や郵便局、観光情報窓口などが入る棟の柱や梁、床材などに使用されています。
供給者 |
供給部材 |
株式会社オロチ(日南町) |
構造用スギ単板積層材(LVL) |
鳥取県中部森林組合(倉吉市) |
構造用スギ製材品 |
日南町森林組合(日南町) |
構造用スギ製材品 |
株式会社日新(境港市) |
スギ構造用合板 |
※智頭町からも智頭スギの製材品約6m3が提供され、同様に使用されています。
鳥取県では、2020東京オリンピック・パラリンピック選手村に建設される交流施設「ビレッジプラザ」に県産木材を提供することとして、この春から県内の工場で県産スギの製材・加工を進めてきました。
令和元年8月5日に県産LVL(単板積層材)約4m3(91ピース)、同月26日に無垢製材品約4m3(104ピ-ス)が、東京都中央区晴海埠頭の建設予定地に向けて出発しました。
また、智頭町からも構造材(土台、梁桁、柱など)造作材(床、フェンスなど)あわせて約6m3が提供され、2020オープンする「ビレッジプラザ」の、柱、梁、床やフェンスの材料として使用され、各国の選手をお迎えする予定です。
【交流施設に向けて出発した鳥取県産材】
本県は、2020東京オリンピック・パラリンピックに県産木材を提供することとしており、本県から提供する県産木材は、2020東京オリンピック・パラリンピック選手村に建設される交流施設「ビレッジプラザ」に使用される予定です。
この取組を国内だけでなく海外にもPRすることで県産木材の新たな需要拡大につなげるため、鳥取県木質内装材開発・販売推進協議会※と県が連携して韓国で県産木製品をPRしている展示施設において、2020東京オリンピック・パラリンピックに県産木材を提供することを紹介しています。
※鳥取県木質内装材開発・販売推進協議会:平成26年6月9日に県内の製材所、合板メーカー、建材卸売業、建築関係団体、建材メーカー等11者により設立された、木質内装材製品の開発、安定的な生産体制、販路・販売体制の構築及び県内外での利用を進めている団体。
1 韓国での2020東京オリンピック・パラリンピックへの県産木材提供の紹介
韓国の県産木製品展示施設で2020東京オリンピック・パラリンピックへの県産木材提供についてハングルで紹介しています
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2 韓国の県産木製品展示施設の概要
展示施設の場所
韓国プサン新港自由貿易地区内
展示品
(参考)2020東京オリンピック・パラリンピックに提供する県産木材の概要
1 木材の提供量
(1)鳥取県
構造材:スギ10m3 構造用合板160枚
(2)智頭町※
構造材:スギ10m3
※2020東京オリンピック・パラリンピックには鳥取県の他に県内では智頭町が木材を提供。
2 提供する木材の条件と種類
(1)条件 森林認証材(FSC、SGEC等)で、かつJAS規格適合品
(2)種類 構造用製材(柱、梁)、構造用集成材(LVL等)、構造用合板等