県は、民間事業者の福祉施設、事務所等の構造材、内外装材等への県産材活用を支援する「非住宅木造建築拡大推進事業」を実施し、非住宅分野での県産材の利用拡大を進めています。このたび、築50年のオフィスビルのリノベーションで本事業を活用いただき、県産木材による内装木質化が行われましたのでご紹介します。
(1)名称
・就労継続支援B型事業所(就労支援センターひまわり倶楽部 木工チーム「おもちゃ屋SUN(おもちゃやさん)」)
・米子市地域活動支援事業所(地域活動支援センターひまわり倶楽部)
(2)場所:米子市上福原5丁目12-63
(3)建築主:特定非営利活動法人ひまわり倶楽部
(4)設計・施工:有限会社砂原建築企画
(5)延床面積:約85平方メートル
(6)県産材使用量:約6立方メートル(県産CLTを使用した家具等を含む。)
(7)特徴
・床・腰壁に県産スギ材、家具に県産スギCLTを使用
・自由に働ける「おとなの幼稚園」をコンセプトとし、コミュニケーションが苦手な人も来られる安心な居場所を目指して設計
↑ワークスペース 入った瞬間に心地よさが伝わる
↑ひとりじゃない「個室」 (株)鳥取CLTのJパネルを使用
↑休憩スペース 腰板は無節、床は節ありのスギ材を上手に配置