チェーンソーの基礎訓練が実施できる鳥取林業技術センター(愛称:Gut Holz)隣に天候に左右されず技術訓練が実施できる「全天候型実習施設」が完成し、令和4年4月15日に開所式を開催しました。
これまで、林業労働災害の防止のため、安全技術の向上を目指して県内外の多くの方々に、Gut Holzで研修を行っていただきましたが、『雨の日でも、広い場所で訓練を実施したい!』との声と、令和2年に24件(死亡災害1件を含む)と、林業労働災害の発生が増加傾向になったことから、さらなる安全技術の向上対策として、屋根付きで、広さと高さが十分に取れ、実習しやすい「全天候型実習施設」を整備しました。
この施設は、鳥取県の木材でできたCLTや合板を使い、鉄骨と併せたハイブリット構造で、丈夫なつくりとなっており、県産材活用の一つのモデルにもなっています。
今後さらに多くの林業の担い手の方々に施設を活用いただき、『林業労働災害ゼロの林業県 とっとり』を目指します。