大山山麓の豊かな土壌で育ち、大玉で甘みたっぷりの「鳥取すいか」は、全国トップクラスの
生産量を誇り、全国各地の消費者に親しまれています。
大玉で甘みたっぷり
雨の日が多いと思われている鳥取県。
でもそれは冬のことで、特に春は晴れの日が多く、日照量にも恵まれています。
日本最大のすいかの産地 熊本と比較しても、すいかの生育期間にあたる4~6月は、実は鳥取県の方が日照時間が多くなっています。
日照時間が多い→光合成が盛ん→でんぷんがたたくさんできる→でんぷんが糖に変わって甘くなるというわけです。
昔から漢方も利用!
漢方ではすいかの種が強壮、止血、のどの痛みなどに効果のある薬として用いられています。中国では種子を食用にするすいかも栽培しているそうです。
すいかの果汁には、利尿作用があるカリウムやシトルリンが含まれています。また、尿と一緒に余分な塩分を排泄することから高血圧や動脈硬化、膀胱炎、腎炎の予防効果が見込まれます。
また、地元でも作られているすいか糖は、のどが痛いときや、たんがからむときなどに良いと言われています。
鳥取中央農協すいか加工グループの「すいか糖」(左)、「すいかジャム」(右)。