澄み切った空気と中国山系からそそぐ水の恩恵を受けた、砂丘地ならではのおいしいぶどう。
鳥取県中部を流れる天神川の下流に広がる砂丘地は水はけが良く、昼夜の温度差が大きくぶどう栽培に適しています。
ここではデラウェア、巨峰、ピオーネ、シャインマスカット等の県内一のぶどう産地が形成され、ワインづくりも行われています。
ビニールハウスを使った施設栽培
ぶどう栽培面積のほとんどは大型ビニールハウスによる施設栽培が行われ、巨峰、ピオーネについては盆前出荷を目的とした栽培を行い、併せて生産の安定と品質の向上につながっています。
さらに、一部では加温機を導入して労力分散と早期出荷による有利販売を行っています。
種なし栽培で食べやすいぶどう作り
「種がなくて食べやすい」という消費動向に合わせ、大粒種のピオーネでは粒の中に種が入らない無核栽培を行っています。
これは、ぶどうの花が咲く頃に一房一房をジベレリン処理していきます。
近年では、巨峰の無核栽培も行われ始め、食べやすいぶどうの生産が行われています。