大山山麓の味
大山山麓の食材を使用したしょうゆ味のおこわで、県西部地区の郷土料理です。
使用する食材は家庭によりまちまちで、定まったものではないようですが、山彩や野菜、所によっては竹輪を入れる地域もあります。
昔、僧兵が戦場に行く時に戦勝を祈願して山鳥と山草を入れた米飯を炊き出したのが始まりと言われ、その後祭りや祝い事のごちそうとして受け継がれてきました。
明治時代には、大山寺の博労座で開かれていた牛馬市で各地から集まった人たちの食事や大山参りの弁当としても親しまれてたと言われています。
また、「大山おこわ」と言われるようになったのは明治以降のことで、以前は旧汗入(あせり)郡名に由来してか、「汗入(あせり)おこわ」と呼ばれていたそうです。
一晩水に浸けたもち米はしっかり水気をきる
水切りの状態が悪いと、蒸す時、蒸し器の中の温度がなかなか上がらない。
蒸し時間
5のもち米を蒸す時間は、蒸し器から蒸気が出始めてから約30分。
6の蒸し時間は同じく蒸し器から蒸気が出始めてから15分。
(五目おこわを蒸す時も同じです)。
湯通し
あっさりおこわに仕上げたい場合は、鶏肉を使う前に、さっと熱湯に入れて余分な脂を除くと良い。
また、この処理を行うと、鶏肉の表面が固まるので切りやすい。