情報番号 |
題名 |
概要 |
2011-01 |
高温年における玄米品質が優れる水稲中生系統「鳥系88 号」の育成(PDF 20KB) |
高温年における玄米品質が優れ、アミロース含有率がコシヒカリよりやや低い水稲中生系統「鳥系88 号」を育成した。 |
2011-02 |
水稲中生系統「鳥系88号」の選定(PDF 62KB) |
日本晴熟期の中生系統として、「日本晴」に比較して同等以上に倒伏に強く、外観品質が優れ、「きぬむすめ」に比べて白葉枯病に強く、「コシヒカリ」並の良食味の「鳥系88 号」を選定した。 |
2011-03 |
食味を重視した水稲準奨励品種「ヒカリ新世紀」および「ゆめそらら」の栽培法(PDF 1,499KB) |
「ヒカリ新世紀」および「ゆめそらら」は、収量を確保し玄米中蛋白質含有率を低く維持するために、5月下旬移植、栽植株数は坪60 株程度、施肥はNkg/10a で基肥4kg・穂肥Iは幼穂1mm 時に2kg・穂肥II無施用が望ましい。整粒率70~75%になる時期の出穂後積算温度および精玄米歩合は、「ヒカリ新世紀」が約983~1,107℃・93~94%、「ゆめそらら」が約916~1,011℃・94~95%である。 |
2011-04 |
飼料用米品種「北陸193号」の特性と栽培法(PDF 361KB) |
多収米品種「北陸193 号」は「日本晴」に比較して、穂数は少ないものの穂長が長く多収であり、増肥栽培でより増収し、基肥一発肥料の施用も可能である。移植栽培では移植時期は6月中旬まで、栽植密度は坪当たり40 株以上とし、直播栽培も可能である。 |
2011-05 |
稲発酵粗飼料(WCS)用品種「たちすずか」の選定と直播特性(PDF 808KB) |
WCS用品種として、短穂で倒伏に強く、全重の大きい「たちすずか」を選定し、耕起乾直における直播特性を把握した。 |
2011-06 |
二条大麦(ビール麦)の新品「しゅんれい」の特性と栽培法(PDF 1,394KB) |
短稈で耐倒伏に優れ、多収、良品質の二条大麦(ビール麦)「しゅんれい」を選定した。 |
2011-07 |
積算気温を用いたコシヒカリの有機質肥料による穂肥施用時期の簡易判定法(PDF 272KB) |
有機質肥料を用いたコシヒカリの穂肥施用時期の簡易な判定法として移植後の日平均気温の積算値(1000 ℃~ 1100 ℃)を用いることが可能で、従来法と同等の収量・品質を確保できる。また、通常穂肥に使用されているなたね油粕の代替としてフェザーミール主体の高窒素有機質肥料を施用しても生育・収量は同等である。 |
2011-08 |
イソチアニル含有の育苗箱施用剤によるイネいもち病およびイネ白葉枯病の省力防除法(PDF 1,654KB) |
イソチアニルを有効成分とする育苗箱施用剤(50 g/箱)を、播種時覆土前~移植当日に処理することにより、高い葉いもち防除効果が得られる。また、本剤の移植当日処理によって、白葉枯病に対しても実用的な防除効果が得られる。 |
2011-09 |
水稲害虫フタオビコヤガのフェルテラ剤またはスピノ剤を含む育苗箱施用剤による防除法(PDF 695KB) |
フェルテラ剤(クロラントラニリプロール0.75%)またはスピノ剤(スピノサド1.0%)を含む育苗箱施用剤の播種時覆土前〜移植当日処理は、フタオビコヤガに対して優れた防除効果を示し、実用的な防除効果が8 月上旬まで持続する。 |
2011-10 |
斑点米カメムシ類(アカスジカスミカメ)の要防除水準の改訂(PDF 2,225KB) |
鳥取県の最重要斑点米カメムシ類であるアカスジカスミカメの防除要否の判断は穂揃い期〜出穂7 日後に行い、要防除水準は50 回振りすくい取り虫数6 頭とする。 |
2011-11 |
農業試験場で製作した「チェーン除草機」の特長と除草効果(PDF 1,208KB) |
短く切断したチェーンをスダレ状に等間隔で金属製バーに配置した「チェーン除草機」を製作した。この除草機は移植後3日目の除草作業においても水稲苗に被害を及ぼすことはなく、ほ場の条件によっては無処理区比30%程度まで雑草量を抑制することが可能である。 |
2011-12 |
水稲有機栽培におけるイネミズゾウムシの耕種的防除体系(PDF 178KB) |
有効積算温度によって予測したイネミズゾウムシ水田侵入終期以降に水稲を移植し、さらに、移植直後に畦畔際へ障壁(あぜなみシート等)を設置することにより、成虫寄生数、成虫食害度および幼虫寄生数が減少する。 |
2011-13 |
鳥取県内の水稲有機栽培実践事例における収量実態と収量に影響を与える要因(PDF 385KB) |
本県における水稲有機栽培の平均収量は348kg/10aであり、その分布は300kg~480kg/10aが中心である。収量にはm2当たりの穂数及び籾数が大きく影響しており、その水準の低さが収量水準を引き下げている。また、雑草害が有機栽培の収量水準を引き下げる要因となっている |
2011-14 |
鳥取県内の水稲有機栽培実践事例における雑草発生実態と問題となる雑草草種の埋土種子量(PDF 347KB) |
本県の水稲有機栽培の現状において、問題となる雑草草種はノビエ、コナギ、ホタルイであり、実践される除草技術によって、その残存量に特徴が見られる。また、雑草残存量は除草技術のほかに埋土種子量にも影響を受けている。 |
2011-15 |
鳥取県内の現地に見る水稲有機栽培の実践技術(PDF 374KB) |
現地で水稲の有機栽培を実践する事例では、育苗、本田施肥、雑草対策及び病害虫対策において様々な技術が実践されており、これらの技術内容は有機栽培を実践する上での参考となる情報である。 |
2011-16 |
発酵鶏糞のコシヒカリにおける基肥施用効果(PDF 133KB) |
分施体系の基肥に発酵鶏糞を使用する場合の施用量150kg/10a と判断される。 |
2011-17 |
イネ内穎褐変病の生物防除に利用できる微生物の発見(PDF 2,723KB) |
水稲の玄米・種子の品質を低下させるイネ内穎褐変病に対して、生物防除に利用できる微生物を発見した。本微生物は稲わらから分離した非病原性細菌であり、本細菌の水懸濁液を出穂前日~出穂4日後のイネに噴霧することによって、化学合成農薬と同等以上の高い防除効果が得られる。 |
2011-18 |
耕作放棄地の復田における「明渠施工とその埋め戻し、踏圧」による畦畔漏水低減効果(PDF 1,296KB) |
「明渠施工とその埋め戻し、踏圧」作業を組み入れた一連の復田作業を行うことにより、畦畔周辺からの漏水を大幅に低減できる。 |