ふるさと鳥取県におけるキャリア教育のあり方ついて理解し、その推進のための具体的な手立てについて考えること、「キャリア・パスポート」について理解を深め、小学校から高等学校を通じた系統的な指導につなげていくことをめざして研修を行いました。
本県における「ふるさとキャリア教育」のあり方について小中学校課から説明後、ふるさとキャリア教育モデル事業実施地区の日野町から、小・中・高等学校が連携し、地域人材を活用した取組について紹介していただきました。地域社会とつながることを意識しながら児童生徒を育成する取組でした。
続いて、筑波大学藤田晃之教授のキャリア・パスポートの活用に焦点をあてたキャリア教育のあり方についての講義では、学ぶことが将来につながっていることを実感させることが有意義な取組になること、大人が鳥取を好きでいることが大切であることをお話しをしていただきました。
受講者の「異校種の先生の取組やキャリア教育の考え方を知り、今後のキャリアパスポートへの取り組ませ方や子どもへの言葉かけなどを考えるきっかけになりました。」などの感想から、「ふるさとキャリア教育」のあり方や他校種の実践について理解を深め、縦のつながりを意識した実践の重要性について再認識している様子がうかがえました。
今後、子どもたちが予測困難な社会の中で、ふるさと鳥取を愛し、それぞれに思い描く幸せを実現する力を身に付けていくために、「キャリア・パスポート」を活用しながら学年間や学校間をつなぐことを大切にした実践が積み上げられることを期待します。