「とっとり未来教師セミナーにウェルカニ!」の司会で始まった第2回セミナーは(オンライン開催)、近畿、中国、四国、九州地方から大学生25名の参加がありました。
最初に、島根大学教職大学院船田次郎教授に「教師として大切なこと」と題して御講義いただきました。講義では、教師は、学者、医者、役者、易者、芸者(忍者)の5つの職種をこなす身であるという話を例に、教師自身が知的好奇心をもち、子どもの主体的な学びを支援する伴奏者の役割が求められること、そのためには、学び続けることが大切だということを伝えていただきました。講義はチャット機能を活用して進められましたが、講師の質問に積極的に回答する様子から、参加者の意欲の高さが伝わってきました。
次に、参加者同士の交流を意図したTM(とっとり未来)タイムでは、3・4人のグループで自己紹介をしたり、講義から感じたことを伝え合ったりして、次第に和やかな雰囲気が漂うようになりました。
その後、マンダラチャートを使って自分のめざす教師像とそれに近づくためにできることを整理しました。そして、先輩教師とのグループ協議で、先輩教師の学校での生活や教師としてのやりがいを知ることをとおして、抱えていた不安を払拭したり、教師をめざす意欲を高めたりできたことが、参加後のアンケートからうかがえました。
・「教職についての心構えや教師像を深めることができた」
・「先輩教師との話から鳥取県の教育の現状について学ぶことができた」
・「学生間でざっくばらんに話ができてとても刺激になった」
・「理想の教師像について、講義や先輩教師、同じく教員をめざす大学生の話を聞くことでさらに具体的にイメージできた」
来年度も教育センターでは、鳥取県の教師をめざす大学生を応援するセミナーを企画する予定です。多くの皆さんの参加をお待ちしております。