防災・危機管理情報


2023年5月30日

校長は、ハッピー・クリエーター! ~「新任校長研修(研修番号3)、校長研修(B日程)」より~

研修風景1 研修風景2

 

 5月26日(金)に新任校長研修(研修番号3)及び校長研修(B日程)(午前のみ)を実施しました。
 午前は、今年度新たに「鳥取県公立学校の校長としての資質の向上に関する指標」に加わった2つの資質・能力―学校の状況や課題を適切に把握する「アセスメント能力」、学校内外の関係者の相互作用により学校の教育力を最大化していく「ファシリテーション能力」について、学校法人湘南学園の住田昌治学園長に御講義いただきました。
 リーダーに最も求められることは、「真の課題が何か」を見極める力。住田学園長の凄さは、この的確な問題分析力であり、それを教職員に問いかけ、聴きながら主導権を相手に渡し、モチベーションを高める力をお持ちであることでした。相手が気楽にまじめな話ができるような仕掛けで場づくりにも工夫を凝らしておられました。ファシリテーションでめざすのは、人と組織の活性化。様々な意見を引き出しつつ、対立する意見もポジティブに受け入れられる組織文化をつくることです。
 つまり、校長としての仕事のポイントは、教職員が自走できるように導き、教職員の力で成果が出せるよう教職員が内に秘めている力を最大限に引き出すことのようです。

 午後は、学校経営に求められる学校組織マネジメントについて、「変わる」「見つける」「つなぐ」の3つ視点等をもとに、国士舘大学の北神正行教授に御講義いただきました。午前同様、「心理的安定性」のある組織、つまり、風通しの良い職場をつくることが必要であることが一つのポイントでした。   
 対象者の振り返りには、次のようなことが記載されていました。
・1×1=1(個業型組織)ではなく、1+1=2+α(協働型組織)となるように、1年をとおして教職員との対話や会議の際に、学校の方向性をみる基準の一つとしていきたい。
・学校の有する資源を見つけ出し、それらを活用・開発するという視点。まずは、現状を把握し、情報収集を行って実践していきたい。
・要所要所で、学校教育目標を確認し、チームとしての方向性がぶれないようにする。また。常に、すべての職員が当事者意識が持てるような声かけ、役割の確認をしていきたい。

 各講義動画をGoogleサイトに掲載していますので、ぜひ御視聴ください。

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