本県の林業・木材産業の再生を通じて森林の適切な整備・保全を促進することを目的に、「鳥取県 森林・林業・木材産業再生プラン」を作成しました。
(1)策定の趣旨
森林・林業再生プラン(平成21年12月25日林野庁)」や関係者の意見等を踏まえつつ、本県の林業・木材産業が成長産業として飛躍することを目指して、県民や森林・林業・木材産業関係者、行政機関が連携して取り組むべき課題やそれぞれに期待される役割を明らかにするための指針として作成しました。
(2)鳥取県森林・林業・木材産業再生プランの期間
今後概ね5年間の間に取り組むべき課題や目指す姿を整理しています。
本県の森林・林業・木材産業を取り巻く現状と課題をふまえ、これらの再生と成長産業への飛躍を図るため、以下の取組みを推進します。
【目指す方向1】「低コスト林業」で持続的な林業経営
(1)木材生産の低コスト化
◆計画的・加速的な作業道の整備
◆利用間伐の推進による収益の確保
(2)経営の集約化
◆経営の集約化による林業の高コスト構造の見直し
【目指す方向2】森林(もり)を支える人づくり
(1)森林(もり)を支える人材の育成・確保
◆森林づくりを支える担い手の育成・確保
(2)林業事業体の育成・強化
◆低コスト林業を進める中核的存在となる林業事業体の育成と強化
【目指す方向3】県産材の流通・利用拡大
(1)県産材の安定供給
◆工場への直送体制の導入による県産材の安定取引、流通コストの削減
(2)消費者が求める品質・性能の確かな製品の供給・流通
◆需要やニーズに合った製品の生産・供給体制づくり
(3)県産材・木質バイオマスの利用
◆県民が一丸となった「とっとりの木づかい」
【目指す方向4】県民と共に進める森林づくり
(1)県民参加の森林づくり
◆森林の大切さや守り育てる意義を発信
◆全国植樹祭(平成25年開催予定)に向けた県民運動の展開
(2)新たな仕組み(カーボン・オフセット)を活用した森林づくり
◆「カーボン・オフセット」を活用した県内林業の活性化と森林の整備・保全
(3)森林とともに生きる営み・暮らし
◆放置された里山林等の広葉樹林の整備、「鳥取原木しいたけ」の品質向上
と増産
プランに基づいた先進的な取組みを実施し、その効果を全県に波及させるため、以下の3プロジェクトを展開します。
(1)低コスト林業実践プロジェクト
◆50ha規模のモデル団地の設定
◆高密度な路網整備と高性能林業機械の導入
◆安定的かつ低コストな素材生産システムの確立
(2)とっとり県産材流通改革・利用拡大プロジェクト
◆効率的な仕分けを行う中間土場の設置
◆県内外の大口需要先への大量一括輸送
◆公共建築物の木造化等による県産材の積極的利用
(3)県民と共に進める森づくりプロジェクト
◆全国植樹祭(平成25年開催予定)を契機に、森林の大切さや守り育てる意
義を広く発信
○全文(ファイルサイズが大きいため、3分割しています)
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3-1 (3.67MB)
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3-2 (3.63MB)
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3-3 (3.20MB)
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骨子 (13.6KB)
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概要1(現状・課題と対応) (281KB)
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概要2(戦略プロジェクト) (401KB)
林政企画課 電話 0857-26-7299 ファクシミリ 0857-26-8192