県内全域にA群溶血性レンサ球菌咽頭炎警報が発令中です。
集計期間:令和6年第44週(令和6年10月28日(月)~11月3日(日・祝))
東部及び西部地区で患者報告数が増加し、東部及び中部地区で流行しています。引き続き注意が必要です。
咳エチケットを心がけ、症状があった場合は、早めに医療機関を受診しましょう。また、特に流行時には手洗いなど感染予防策に取り組んでいただきますようお願いします。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、令和5年第39週(令和5年9月25日~10月1日)で、東部地区の患者報告数が警報発令の基準となる1定点当たり8人に達したことから、令和5年10月4日にA群溶血性レンサ球菌咽頭炎警報が発令されました。
詳しくは県庁感染症対策センター(感染症対策課)のホームページをご覧ください。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎警報発令について(県政一般・報道提供資料)
鳥取県内のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎発生状況は以下のとおりです。
鳥取県のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎発生状況(令和6年第44週3点グラフ)(xlsx:678KB)
※中国五県平均・全国平均との比較は金曜日(原則)に更新します。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、飛沫、接触、経口から感染し、発熱と咽頭炎、扁桃炎、発疹等の症状がみられる細菌感染症です。いずれの年齢でも発症しますが、特に小児の症例が多いです。感染症発生動向調査のデータによると、冬季および春から初夏にかけての2つの流行のピークが認められます。
ワクチンなどの特別な予防法はありません。感染を防ぐには、患者との濃厚接触を避け、手洗いやうがいなどの一般的な予防法を励行することです。
日頃から、外から帰った後、食事の前、トイレの後などに、流水と石けんでしっかり手を洗うよう心がけましょう。また、症状があるときには、周囲に感染を広げないためにマスクを着用し、早めに医療機関を受診しましょう。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎について(国立感染症研究所HP)