「星空舞(ほしぞらまい)」は、2018年にデビューした鳥取県農業試験場が開発した米の新品種です。
夏の猛暑にも負けない品種を目指して、コシヒカリの子孫にあたる「ゆめそらら」を5年間かけて交配し、コシヒカリのおいしさはそのままに、倒れにくく高温に強いお米が誕生しました。
■栽培上の特性
・夏場の高温に強く、一等米に格付けされやすい。
・コシヒカリより背丈が短く、倒れにくい。
・いもち病にかかりにくい。
「星空舞」は、高温の気象条件下でも品質が低下しにくい性質を持ち、県内の一等米比率向上が期待されています。また、コシヒカリと比べて背丈が低く、倒れにくいという特徴も持っています。
収穫期は「コシヒカリ」と「きぬむすめ」の中間で、農作業の分散ができることも魅力の一つとなっています。
■特徴
・白米が綺麗で透き通っている。
・お米のおいしさの指標「味度値」が高い。
・炊いたお米のツヤが優れる。
・粒感しっかり、はね返るような食感。
・冷めても食感が変わらず美味しい。
「星のように輝くお米」、「星空舞」は、炊いたご飯のツヤや光沢が特に優れ、美味しさの指標である「味度値」が非常に高いのが特徴です。食べたときの感触は、粒がしっかりとして、適度な粘りがあり、試食アンケートでは半数以上の方が「甘い」と回答されています。
また、ご飯が水を抱き込む量が多いため、冷めても食感が変わらず美味しいという特徴もあります 。
■名前の由来
見た目が透き通っており、星取県※から生まれた「星のように輝くお米」であることから「星空舞」と命名されました。
※「星取県」とは…
鳥取県では、環境省が実施した全国星空継続観察で何度も日本一に輝き、どの市町村からも天の川が見えるなど、県内全域にわたって美しい星空を観察できることから、「星取県」を名乗り、星空の保全や星空を活用した地域振興に取り組んでいます。
○その他詳細は、JA全農とっとり星空舞公式ホームページ(外部リンク)をご覧ください。