令和元年東日本台風(台風19号)など近年の水害の激甚化を踏まえ、国において「既存ダムの洪水調節機能の強化に向けた基本方針(令和元年12月12日)」が策定されました。この中で、緊急時に治水ダムのみならず利水ダム(電力,農業用水等)も含む全てのダムにおいて「事前放流等」を行い、洪水調節に最大限活用する方針が示されました。
既存ダムの洪水調節機能の強化に向けた基本方針
これを受け、河川管理者とダム管理者および関係利水者との間で協議を進め、鳥取県内の一級水系(千代川、天神川、日野川)及び二級水系(橋津川、勝田川、洗川、由良川)において、それぞれ治水協定を締結しました。
【治水協定の内容】
(1)洪水調節機能強化の基本的な方針
(2)事前放流の実施方針
(3)情報共有のあり方 等
【対象ダム】
(1)千代川水系
殿ダム(国土交通省)
百谷ダム(鳥取県)
佐治川ダム(鳥取県)
茗荷谷ダム(鳥取県企業局)
三滝ダム(中国電力)
(2)天神川水系
中津ダム(鳥取県企業局)
(3)日野川水系
菅沢ダム(国土交通省)
賀祥ダム(鳥取県)
朝鍋ダム(鳥取県)
俣野川ダム(中国電力)
大宮ダム(中国電力)
下蚊屋ダム(農林水産省)
(4)橋津川水系
東郷ダム(鳥取県)
(5)勝田川水系
船上山ダム(農林水産省)
(6)洗川水系
小田股ダム(農林水産省)
(7)由良川水系
西高尾ダム(農林水産省)