2007年から2024年にかけての県内での日本紅斑熱発生は合計81件です(2024年10月29日現在)。
表 2007年から2024年にかけての日本紅斑熱発生件数
年 |
2007 |
2008 |
2009 |
2010 |
2011 |
2012 |
2013 |
2014 |
2015 |
件数 |
1 |
2 |
0 |
0 |
3 |
1 |
2 |
2 |
10 |
年 |
2016 |
2017 |
2018 |
2019 |
2020 |
2021 |
2022 |
2023 |
2024 |
件数 |
10 |
6 |
2 |
0 |
11 |
11 |
9 |
3 |
8 |
(※県内で届出のあった症例について計上しています。)
現在までの県内発生状況の詳細は以下のファイルをご覧ください。
2006年から2024年にかけての県内でのつつが虫病発生は合計52件です。なお、2009年の一例は、死亡例でした。
表 2006年から2024年にかけてのつつが虫病発生件数
年 |
2006 |
2007 |
2008 |
2009 |
2010 |
2011 |
2012 |
2013 |
2014 |
2015 |
件数 |
5 |
2 |
2 |
3 |
0 |
0 |
2 |
0 |
1 |
4 |
年 |
2016 |
2017 |
2018 |
2019 |
2020 |
2021 |
2022 |
2023 |
2024 |
|
件数 |
4 |
11 |
5 |
3 |
3 |
4 |
2 |
1 |
0 |
|
現在までの県内発生状況の詳細は以下のファイルをご覧ください。
鳥取県内のつつが虫病発生状況(pdf:18KB)
■どんな病気?■
○日本紅斑熱は、リケッチアの一種
Rickettsia japonica に汚染されたマダニにかまれることで発症します。
○マダニとは、家の中にいる小さなダニではなく、野山にいる大型のダニです。
○つつが虫病は、リケッチアの一種
Orientia tsutsugamushi に汚染されたツツガムシにかまれることで発症します。
○ツツガムシとは、野山にいる小さなダニの一種です。
以下は、日本紅斑熱・つつが虫病に共通することです。
○ヒトからヒトは感染しません。
○発熱、発疹、刺し口を3主徴としますが、刺し口は必ずあるものではありません。
○テトラサイクリン系のお薬が効き、速やかに投薬すると比較的軽症ですみますが、診断・投薬が遅れると重症化しやすい病気です。
○全数把握疾患ですので、診断をした医師は、届出が必要です。
日本紅斑熱の詳細については、以下のページをご覧ください。
鳥取県感染症情報センター内のページ (届出基準)
https://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=53735
国立感染症研究所ホームページ内
https://www.niid.go.jp/niid/ja/encycropedia/392-encyclopedia/448-jsf-intro.html
つつが虫病の詳細については、以下のページをご覧ください。
鳥取県感染症情報センター内のページ (届出基準)
https://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=53666
国立感染症研究所ホームページ内
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/436-tsutsugamushi.html
■予防■
野山や田畑でダニに刺されないことが重要です。
特にダニの活動が活発な4月~12月は要注意です。
○長袖、長ズボン、手袋などで肌の露出は避けましょう。
○虫よけスプレーを利用しましょう。
○地面には直接寝転んだり、座ったりせず、敷物を敷きましょう。
○野山に行った後や畑作業をした後は、すぐに体を洗い、着替えましょう。
○ペットをつれて野山に行った後は、ペットにダニが付着していないかを確認しましょう。(ペットには、専用のダニ予防薬があります。)
■診断の遅れを防ぐためには■
迅速な投薬が重要です。
○野山に行った後や畑作業の後の2日~15日以内に、発熱・発疹があった場合は、直ちに医療機関を受診しましょう。
○受診した医療機関では、必ず野山に行ったことを医師に伝えましょう。
○患者発生地域では、病原菌に汚染されたダニが多いことが考えられます。どこの野山に行ったかの情報を伝えましょう。