副院長 紙谷 秀規
■専門分野
脳神経外科
■専門医・資格等
日本脳神経外科学会 専門医・指導医
日本脳卒中学会 専門医・指導医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医・指導責任者
ICD認定医
日本小児神経外科学会認定医
鳥取大学医学部臨床教授
医療安全管理者認定
■所属学会等
日本脳神経外科学会、日本脳腫瘍学会、日本脳神経外科コングレス、日本癌学会、日本癌治療学会、
日本脳卒中学会、日本脳卒中の外科学会、日本小児神経外科学会、日本脳神経CI学会、日本脳ドック学会、
日本環境感染学会、日本医療マネジメント学会
脳神経外科副医長 清水 剛
脳神経外科医師 世良田 真弘
- 地域がん診療連携拠点病院として、脳腫瘍診療には最も精力を注いでおります。脳腫瘍に関する診療、相談に対応いたします。
- 急性期疾患対応病院として、急性期脳卒中診療に対応いたします。
1)脳腫瘍診療
- 髄膜腫、下垂体腫瘍、神経鞘腫、膠腫(グリオーマ)、胚細胞性腫瘍、転移性脳腫瘍などあらゆる脳腫瘍を対象とします。
- 診断から手術、術後補助療法(放射線治療、化学療法)まで集学的治療を行います。どの段階からのご紹介ご相談にも応じ、的確な方針を立案します。
- 手術では運動機能温存のための電気生理学的モニタリング技術を駆使します。
- 病理診断を重要視しています。鳥取大学医学部病理部と連携しバーチャルスライドテレパソロジー病理診断でリアルタイムな術中診断を可能とします。
- 頭部放射線治療はその設備が充実しています。
- テモゾロマインド療法、ベバシズマブ療法を中心とした化学療法を行います。
- 小児期発症の脳腫瘍(髄芽腫、上衣腫、頭蓋咽頭腫、松果体部腫瘍など)を扱います。
- 脳腫瘍診療のセカンドオピニオンにも応じます。
2)脳卒中診療(脳血管障害)
- 神経救急体制を整備し、24時間体制で脳卒中診療にあたります。
- 急性期脳卒中画像診断を迅速に行うため平成22年12月よりスマートフォン対応遠隔画像診断システムを導入しました。
- 脳内出血、くも膜下出血、脳梗塞診療が中心となります。
- 手術体制は整備されており、定位的血腫除去術、開頭血腫除去術、クリッピング術などの処置を行います。
- 脳血管障害に対する血管内治療にも対応します。(脳動脈瘤コイル塞栓術)
- 急性期には集中治療室で全身管理し、亜急性期から慢性期にかけてはリハビリテーションを加えた治療を行います。
- 脳梗塞は主に血栓性脳梗塞と心原性脳塞栓症があり、病態による適切な治療を行います。また超急性期脳梗塞に対してはtPA治療を行っています。
- 急性期脳梗塞に対して血管内治療(血栓溶解術・血栓回収術)に対応します。
- 密接な地域との連携を重要視し、社会復帰、家庭復帰の支援もいたします。
- 脳卒中地域連携パスのもと鳥取県中部地区医療機関と密な医療連携をとり、在宅加療への道筋をつけます。
- 脳ドックなどの検診で見つかった未破裂脳動脈瘤の相談診療にあたります。
3)頭部外傷診療
- 手術対象となる、急性硬膜外血腫、急性硬膜下血腫、外傷性脳内血腫、慢性硬膜下血腫などは即座に治療を行います。
- 小児頭部外傷患者を診ます。
- 外傷後頭痛、外傷後てんかん患者を診ます。
- その他あらゆる頭部外傷の治療と相談に応じます。
4)機能的脳疾患
- 顔面けいれん、顔面の痛み、脳卒中後の四肢の痛みの相談に応じます。
- てんかんの相談に応じます。
5)小児期脳神経外科疾患診療
当地域では本病院は周産期医療、小児期医療の中核となります。小児期水頭症、二分脊椎、小児期脳血管障害、小児脳腫瘍などの疾患を早期診断と早期治療へと導きます。
教育・研修
- 日本脳神経外科学会認定研修プログラム研修施設
(基幹施設:鳥取大学医学部脳神経外科)
- 日本脳卒中学会認定研修教育病院
- 日本脳卒中学会一次脳卒中センター
医学生・臨床研修医の皆様の実習、施設見学、手術見学など幅広く歓迎いたします。