鳥取県国民健康保険運営方針に基づき、平成30年度国民健康保険事業の実施状況を県国保運営協議会に報告し評価を受けました。
鳥取県国民健康保険運営方針(抜粋)
5 PDCAサイクルの確立
国保運営方針に基づき国保事業を実施するに当たっては、県が行う財政運営の健全性・安定性の確保に向けた取組と市町村が担う事業の広域的・効率的な運営に向けた取組を継続的に改善するために、事業の実施状況を定期的に把握・分析し、評価を行うことで検証する、いわゆるPDCAサイクルを循環させる必要があります。
また、県が行う取組の実施状況について、毎年県国保運営協議会に報告して評価を受け、次年度の取組の改善等につなげます。
○令和元年度進捗状況
(令和2年月9月4日 審議会報告資料(抜粋))
資料3 (報告事項1)令和元年度国民健康保険事業の実施状況について
<主な意見>
・保険料調定額の格差が広がっていることの質問に対し、次の回答を行った。
(回答)
前期高齢者医療調整制度が各市町村の保険料に影響を与えている。(前期高齢者交付金の配分方法が、従来、各市町村毎であったのが、平成30年度からは県に配分されることと変更された。)
○平成30年度進捗状況
<主な意見>
・納付金の算定にあたって、将来的に医療費水準を反映させない(α=0)にするためには、医療費水準の高い市町村に健康づくりを頑張ってもらう必要があり、取組を一層推進するための仕組みづくりが必要。
・保健指導の実施率を上げていくしかないが、保健師不足という課題について、県も保険者として、実施率の低いところへ県から何とかうまくいくようにしてもらえたらもっと実施率が上がってくるのではないか。
・江府町は特定健診の受診率が高いが、医療費も高い。健診が充実していたら医療費が減らせたらいいのに増えている結果なので、その原因はなにか。
・薬剤師会として物忘れ相談薬局を東・中・西部でやっているので、PRしてもらうと地域連携室や地域包括センターと連絡が取りやすい。
鳥取県国民健康保険運営方針(案)について、市町村やパブリックコメント等の意見を踏まえた必要な修正を行い、平成30年2月14日に県国保運営協議会から、方針(案)のとおり策定することについて適当である旨の答申を受けました。
この度、答申に沿って運営方針を制定しました。
<国保運営方針の対象期間 平成30年4月から令和3年3月まで(3年間)>
【制定までの経緯等】
○検討経過
・県国保運営協議会での検討:平成28年度 1回開催
平成29年度 4回開催
・市町村への意見照会:平成29年10月26日から11月7日まで
・パブリックコメント:平成29年11月21日から12月8日まで
・県政参画電子アンケート:平成29年12月8日から12月18日まで
・運営協議会へ諮問:平成29年12月21日
・運営協議会から答申:平成30年2月14日
【関連リンク】
国民健康保険制度改革