防災・危機管理情報


  
講座などのイベント」で絞込み

2021年3月16日

『とっとりデジタルコレクション』公開記念シンポジウムが開催されました。

 3月14日(日)、鳥取県立博物館講堂において、「『とっとりデジタルコレクション』公開記念シンポジウム」が開催されました。

 これは、図書館、博物館、埋蔵文化財センター、公文書館の4館が共同で開発したデジタルアーカイブシステム「とっとりデジタルコレクション」の公開を記念して開催されたもので、デジタル化された郷土資料の今後の活用について意見を交わしました。
 
 記念講演では「デジタルアーカイブでつなげる、あなたのまち」と題して、札幌市中央図書館利用サービス課長の淺野隆夫氏がオンラインで講演。電子図書館やデジタル出版をはじめとする札幌市の先進的な取り組みについて紹介されました。次に、県立図書館の中村愛司書が「とっとりデジタルコレクション」について事業報告を行い、公開に到る経緯等について紹介しました。
 
 その後のディスカッションでは、公文書館の田中健一館長の進行のもと、淺野課長、博物館の茶谷満学芸課専門員兼学芸員、県埋蔵文化財センターの東方仁史係長、県立図書館の中尾有希子郷土資料課長が参加し、「『とっとりデジタルコレクション』の可能性と今後の展望」のテーマで意見交換。ふるさと教育や地域づくり等におけるデジタル郷土資料の活用について、さまざまなアイデアが出されました。
 
 デジタル化の時代に対応した「とっとりデジタルコレクション」の公開。今後、さまざまな分野での活用が期待されます。

シンポジウムの様子の写真

公文書館 2021/03/16 in 講座などのイベント

2021年3月12日

占領期の鳥取を学ぶ会「令和元・2年度活動報告会」を開催しました。

 3月6日(土)、県立公文書館と鳥取市歴史博物館が共同で実施している占領期の鳥取を学ぶ会「令和元・2年度活動報告会」を開催しました。

 今回の報告会では、GHQの英文レポートを県民参画で読み解いた成果をもとに、新たに浮かび上がった鳥取県内の占領期の様子を、3名の報告者がわかりやすく解説しました。
 
 このうち、澤田晶子さんは、占領期の鳥取県内の感染症について、1946~47年にコレラ・赤痢など13の感染症がみられ、県市町村で集団検診などの公衆衛生施策が広く行われていたことなどを報告しました。  

 また、岩佐武彦さんは「進駐軍と軍政隊と私」と題して、幼少時代に米子市内にいた進駐軍の様子を紹介し、西村芳将さんは鳥取軍政部の組織と人事について、隊長をはじめとするスタッフについて詳しく解説しました。  

 官民連携による地道な取り組みが、鳥取県の新しい歴史を少しずつ掘り起こしています。今後の成果が楽しみです。
 
 なお、この月例会は来年度も開催します。興味のある方は是非御参加下さい。

写真1
(写真1)澤田晶子さんによる報告の様子


写真2
(写真2)岩佐武彦さんによる報告の様子


写真3
(写真3)西村芳将さんによる報告の様子

公文書館 2021/03/12 in 県史活用担当,講座などのイベント

2021年2月25日

新鳥取県史連続講座 第3回「倉吉の民具から暮らしと技術を知る」を開催しました。

 令和3年2月21日(日)、倉吉交流プラザと鳥取二十世紀梨記念館で、新鳥取県史連続講座「倉吉の民具から暮らしと技術を知る」を開催しました。
 
 3回目となる今回は「二十世紀梨生産用具」をテーマに、県文化財課の樫村賢二文化財主事が講師を担当し、二十世紀梨生産用具の特徴等についてわかりやすく解説しました。
 
 鳥取県の二十世紀梨は明治37年に千葉県松戸市から鳥取県に導入され、昭和初期には養蚕の後継産業として県内に広がりました。県内に残る大正~昭和期の生産用具1104点は、平成27年3月に国登録有形民俗文化財に指定されています。  
 講演後は、参加者全員が鳥取二十世紀梨記念館に移動し、講師の説明を聞きながら生産用具を見学して、二十世紀梨栽培の歴史や道具についての理解を深めました。
 
 この民俗講座は計6回を予定しており、次回(第4回)は6月20日(日)に「倉吉千歯」をテーマとして開催する予定です。

写真1
(写真1)講座の様子


写真2
(写真2)二十世紀梨記念館での見学の様子

公文書館 2021/02/25 in 県史活用担当,講座などのイベント

2020年11月12日

鳥取県立公文書館開館30周年記念「『新鳥取県史』全巻刊行記念シンポジウム」を開催しました。

  11月7日(土)、とりぎん文化会館小ホールにて「鳥取県立公文書館開館30周年記念・『新鳥取県史』全巻刊行記念シンポジウム」を開催しました。

 これは、平成18年度から14年の歳月をかけて取り組んだ「新鳥取県史編さん事業」が昨年度末で終了したのを記念して開催したもので、 新型コロナウィルス感染拡大防止対策を十分に講じた中、事前申込みのあった155名の参加者にお出でいただきました。

 平井知事のあいさつの後、第1部では記念講演会として、織田信長・明智光秀研究の第一人者である東京大学史料編纂所准教授の金子拓(かねこ ひらく)先生に、「『麒麟が来る』の時代と鳥取」と題して、ご講演をいただきました。この講演では、明智光秀が本能寺の変の3日前に伯耆の福屋隆兼に宛てて記した書状をはじめ、『新鳥取県史資料編 古代中世1 古文書編』に収録されている資料を活用しながら、戦国末期の因幡・伯耆と明智光秀・羽柴秀吉の関わりについて、わかりやすく解説をしていただきました。

 また、第2部のパネルディスカッションでは、新鳥取県史編さん委員長・近世部会長の池内敏先生と、現代部会長の小山富見男先生、考古部会長の髙田健一先生にご登壇いただき、「『新鳥取県史』が拓くふるさとの未来」と題して、今回の事業の成果や課題、また収集資料や調査研究成果の活用のあり方等についてご意見をいただきました。

 今回のシンポジウムでいただいたさまざまなご意見や提言を、今年度から公文書館で進めている「ふるさと鳥取歴史情報活用推進事業」の取り組みの中に反映させていきたいと思います。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

知事写真
(写真1)開会挨拶をする平井知事


記念講演会の様子の写真
(写真2)記念講演会の様子


金子先生による記念講演の様子
(写真3)金子拓先生による記念講演


パネルディスカッション写真
(写真4)パネルディスカッションの様子


パネリスト写真
(写真5)パネリストの髙田健一先生(左)、池内敏先生(中央)、小山富見男先生(右)

公文書館 2020/11/12 in 県史活用担当,講座などのイベント

2020年10月26日

新鳥取県史連続講座 第2回「倉吉の民具から暮らしと技術を知る」を開催しました。

 10月25日(日)、倉吉交流プラザで、新鳥取県史連続講座「倉吉の民具から暮らしと技術を知る」を開催しました。

 本講座は『新鳥取県史』の内容を専門家がわかりやすく解説するもので、本年度は民俗分野をテーマに、倉吉市立図書館・倉吉博物館と連携して、計3回の講座を予定しています。

 初回は鳥取県文化財保護審議会委員の山本志乃先生に「倉吉を歩いた行商―泊の「カンカン部隊」が残したモノ―」と題して、鉄道を利用し、倉吉で魚を売り歩いた人々の実態や当時の社会の中で果たした役割等についてお話いただきました。

 次回は12月20日(日)に「倉吉絣・弓浜絣の関係資料」をテーマとする講座を実施する予定です。

講座写真
第1回講座の様子

公文書館 2020/10/26 in 県史編さん室,講座などのイベント

2020年6月15日

鳥取地域史研究会月例会で田中館長が講演しました。

 6月13日(土)、鳥取県立博物館講堂で今年度最初となる鳥取地域史研究会の月例会があり、当館の田中館長が「市町村における公文書管理の現状と課題」と題して講演を行いました(新型コロナウイルス感染予防のためフェイスシールドを付けて講演)。
 
 公文書館の業務や歴史的公文書の評価選別・保存等の流れについて説明した後、市町村や地域における公文書や古文書の保存・管理の現状と課題について報告し、県・市町村・県民等が協力し、県民共有の知的財産である歴史的に重要な公文書等を将来の世代へ引き継ぎましょうという話をしました。  

 参加者からは「県庁の組織改正で部局が統合・移動する際の公文書の移管はどうなっているのか」「地域の学校関係資料にも目を向けてしっかり保存して欲しい」等の質問・意見が出されました。

講演写真
講演会の様子

公文書館 2020/06/15 in 公文書担当,講座などのイベント

2019年6月24日

新鳥取県史講演会「因府歴年大雑集と岡島正義」を開催しました。

 県史編さん室では、6月16日(日)に鳥取県立博物館講堂において、標記の講演会を開催しました。これは「新鳥取県史資料編 近世6 因府歴年大雑集」「鳥取県史ブックレット20 因府歴年大雑集を読む」の刊行を記念して、江戸時代の編纂物である「因府歴年大雑集」と編者の岡島正義について深く学んでいただこうと企画したもので、当日は65名の参加者がありました。
 
 新鳥取県史編さん委員長の池内敏氏が「岡島正義と因府歴年大雑集」のテーマで基調講演を行い、次に近世部会委員5名が、ブックレットの内容をもとに「因府歴年大雑集」の面白さについてわかりやすく紹介しました。
 
 当日は会場で「因府歴年大雑集」の原本展示も行い、多くの方が熱心に見入っていました。

写真1
(写真1)「岡島正義と因府歴年大雑集」と題して池内敏新鳥取県史編さん委員長に講演していただきました。


写真2
(写真2)「因府歴年大雑集」の具体的な内容について近世部会委員に解説していただきました。


写真3
(写真3)会場の様子。65名の県民の方々に御参加いただきました。

公文書館 2019/06/24 in 県史編さん室,講座などのイベント

2019年6月17日

「GHQ鳥取軍政部活動報告 6月例会」を開催しました。

 県史編さん室では、GHQ鳥取軍政部活動報告の解読を通して戦後の歴史を学ぶ会の月例会を6月15日に開催しました。  
 今回挑戦したのは、1948(昭和23)年3月の添付資料(ANNEX)E-1民間教育活動(Civil Education Activities)と、E-2民間情報活動(Civil Information Activities)でした。  
 主な話題は、新制高等学校の設立、法学者田辺繁子氏と中国地方軍政部情報教育担当将校グロス女史による婦人問題講演会、教育映画の巡回などでした。  
 軍政部と県社会教育課が合同で行った巡回講座では、「闇市が我々の主な食糧調達源となっている現状で、どうすれば闇市で買うことを拒めるのか」と、食糧政策の問題点を鋭くつく発言が来場者から投げかけられていました。  
 次回は7月13日(土)です(参加希望の方には英文をお送りしますので、ご連絡ください)。

写真1
(写真1)例会では、分担して英文を読み、澤田晶子委員(翻訳担当)が解説し、
当時の新聞記事を眺めて、公文書館所蔵の関係資料を見ます。


写真2
(写真2)投影した「昭和23年度社会教育事業計画 鳥取県」
(八東村役場『昭和23年・昭和24年 社会関係綴』、
八東町旧村役場文書、鳥取県立公文書館所蔵:整理番号1836)。

公文書館 2019/06/17 in 県史編さん室,講座などのイベント

2019年6月13日

「高校生のための古文書ワークショップ」を開催しました。

 6月9日(日)、鳥取県立博物館にて「高校生のための古文書ワークショップ」を開催しました。県内の高校生5名が参加し、中世・近世の古文書の原本に触れて、その扱い方を学んだり、くずし字の解読や展示用キャプション作りに挑戦しました。  
 全員がくずし字を読むのは初めてでしたが、グループで相談したり、辞書を使ったりして粘り強く解読に取り組み、最後はどのグループも質の高いキャプションを製作していました。この経験を今後の学習や進路選択に活かしてくれることを期待しています。

写真1
(写真1)県史編さん室職員から古文書を扱う上での留意点を聞いています。


写真2
(写真2)緊張しながら、慎重な手つきで原文書を扱っています。


写真3
(写真3)中世文書の解読に挑戦。難読文字を相談しながら解読しています。


写真4
(写真4)こちらは近世文書を解読。くずし字用の辞書も使いこなしています。


写真5
(写真5)展示用キャプションを作成。
話し合いながら、古文書の内容を200字に要約しました。


写真6
(写真6)キャプションを作成している様子。
できあがった原稿は自分たちでPCに打ち込み、パネルに貼り付けていきます。


写真7
(写真7)キャプションの内容をグループごとに発表


写真8
(写真8)完成したキャプション(中世グループ)


写真9
(写真9)完成したキャプション(近世グループ)

公文書館 2019/06/13 in 県史編さん室,講座などのイベント

2019年5月29日

「おうちだにアカデミー」で考古と現代の担当が講演しました。

 鳥取市歴史博物館主催の「おうちだにアカデミー」で、県史編さん室の2名が鳥取市歴史博物館(やまびこ館)地下フリースペースにて講演をおこないました。鳥取地方に関する考古と現代の最新の成果を報告しました。  

 「鳥取平野の古墳」(4月27日)は参加者23名、「進駐軍は鳥取でなにをしていたか」(5月25日)は参加者30名でした。

講演写真1
(写真1)「鳥取平野の古墳」(4月27日)
講師:東方仁史(公文書館県史編さん室)の講演の様子


講演写真2
(写真2)「進駐軍は鳥取でなにをしていたか」(5月25日)
講師:西村芳将(公文書館県史編さん室)の講演の様子


公文書館 2019/05/29 in 県史編さん室,講座などのイベント

Copyright(C) 2006~ 鳥取県(Tottori Prefectural Government) All Rights Reserved. 法人番号 7000020310000