県内で生鮮魚介類に寄生したアニサキスによる食中毒が発生しています。
予防対策を徹底し、食中毒を予防しましょう。
アニサキスとは?
寄生虫の一種で、その幼虫が生鮮魚介類に寄生します。魚介類の内臓に寄生しているアニサキス幼虫は、魚介類の鮮度が落ちると内臓から筋肉に移動することが知られています。
症状
アニサキスが寄生している魚介類を生でまたは加熱が不十分な状態で食べると食中毒(アニサキス症)が起こります。
区分 |
潜伏期間 |
症状 |
胃アニサキス症 |
2~8時間 |
激しい腹痛、吐き気、嘔吐 |
腸アニサキス症 |
10時間以上 |
激しい腹痛、腹膜炎症状 |
寄生している主な魚介類
サバ、サンマ、イワシ、イカ、カツオ、アジなど
予防方法
- 加熱する(アニサキス幼虫は60℃では1分で、70℃以上では瞬時に死滅)
- 冷凍する(-20℃で24時間以上冷凍すると死滅)
- 新鮮な魚を選び、速やかに内臓を取り除く
- 目視確認を徹底してアニサキスを取り除く
- 内臓を生で食べない
※一般的な料理で使う程度の量・濃度の塩、わさび、酢などでは死滅しません。
参考1
【鳥取県ポスター】アニサキスによる食中毒に注意しましょう(pdf:763KB)
参考2
アニサキスによる食中毒を予防しましょう(厚生労働省HP)