1 動物の愛護及び管理に関する基本的な考え方
「動物愛護の推進」、「動物の適正飼養の推進」、「県民と動物の安全確保」及び「連携と協働による推進体制の整備」を4つの柱とし、人と動物との調和のとれた共生社会を目指し、致死処分ゼロを究極の目標とする施策を展開していきます。
2 計画の趣旨
- 本県における動物の愛護及び管理の推進に向けて、県・市町村・関係機関・県民の取組みの今後の目標及び具体的方策を明確にし、共通意識をもって相互に連携していくための指針
- 野生動物については対象外
3 計画期間
4 計画の基本方針
- 動物愛護の推進
- 動物の適正飼養の推進
- 県民と動物の安全確保
- 連携と協働による推進体制の整備
動物愛護管理に関する施策を行っていくためには、県・市町村、動物取扱業者、獣医師、ボランティア、関連団体、教育機関等の連携・ネットワークを円滑に行っていく必要があります。
動物の飼い主
飼い主責任の徹底(終生飼養、繁殖制限措置、逸走防止、所有明示措置等)
県民
動物愛護への理解、動物愛護管理施策への参加
動物取扱業者
法令遵守、動物の適正飼養、動物の購入者への説明責任、飼い主への助言
動物愛護団体、ボランティア
動物の適正飼養に関する助言、技術的支援、地域・学校等における動物愛護活動、行政等との連携による動物愛護施策の推進
動物愛護推進員
地域に根差した動物愛護活動、地域住民への適正飼養の普及啓発、行政等との連携による動物愛護施策の推進
県獣医師会
動物に関する専門的知見に基づく助言、人と動物の共通感染症に関する普及啓発、飼い主に対する適正飼養の普及啓発、負傷動物の救護・災害時動物救護活動への協力
学校等教育機関
子どもを対象とした動物愛護思想の普及啓発、学校飼育動物の適正飼育
市町村
犬の登録・狂犬病予防接種の事務
(県及び鳥取市と連携して)動物愛護精神の普及啓発、動物の適正飼養の指導・普及啓発、県民からの苦情・相談対応、災害対応、人と動物の共通感染症対策
県及び鳥取市
動物の収容・管理・譲渡、動物取扱業の登録・監視指導、特定動物飼養保管許可・監視指導、関係団体・市町村等への支援
(市町村と連携して)動物愛護精神の普及啓発、動物の適正飼養の指導・普及啓発、県民からの苦情・相談対応、災害対応、人と動物の共通感染症対策
「計画の基本方針」で掲げている究極の目標である"致死処分ゼロ"に向けて、9つの指標について数値目標を定め、各種施策を推進していきます。
指標 |
区分 |
中間目標(R7) |
最終目標(R12) |
動物愛護及び動物の適正飼養に関する講習会の開催回数 |
年10回以上 |
特定動物飼養者及び動物取扱業者への立入検査 |
年1回以上 |
収容・引取り数 |
犬(R1:154頭) |
100頭以下 |
猫(R1:420頭) |
300頭以下 |
200頭以下 |
返還・譲渡率 |
犬(R1:101%) |
90%以上を維持 |
猫(R1:58%) |
65%以上 |
70%以上 |
致死処分数 |
犬(R1:6頭) |
最終目標ゼロ |
猫(R1:160頭) |
狂犬病予防注射接種率 |
犬(R1:75%) |
85% |
90%以上 |
支援事業を活用した不妊去勢手術実施頭数 |
飼い主のいない猫(R1:496頭)
|
800頭以上 |
1,200頭以上 |
地域猫活動の支援事業を実施する市町村数 |
飼い主のいない猫(R1:1市町村)
|
10市町村 |
全市町村 |
動物愛護推進員の委嘱人数 |
20人 |
40人 |